●セスキコードレイト(135度)、クインカンクス(150度)について
一般的な象意は、
>セスキコードレイト(135度)
>禁止、抑圧
>クインカンクス/インコンジャクト(150度)
>調整、努力して鍛える
135度については45+90だから90度スクエアの影響が加わるとされる。
なら150度は30+120だから120度トラインの影響が加わるのか?
そうかもしれない。
私の理論では135度は外向きの45度であり、45度は支配星が金星だ。
(このアスペクトの支配星という考え方はよそにもあるにはあるが未完成であり、基本的に私のオリジナル。)
金星の象意は美と殺気であり、抜き身の日本刀のように美しくも切れ味鋭い刃物だ。
45度とはそのような危なさを秘めた角度であり、それが外部に向けられた135度も同様の作用がある。
ただし、実際の日本刀は外に持ち出すとき鞘にしまう。
抜き身でぶらつかせる人はいない。
その鞘の部分を禁止や抑圧、あるいは制御と見なすのは正しい。
しかし鞘のなかに殺傷性の高い日本刀が収まってることは忘れるべきではない。
135度のセスキコードレイトとは単なる禁止でなく、破壊的な力を閉じ込めた自主規制だ。
それゆえ135~90~135の複合アスペクトであるトールハンマーは、いざというとき爆発的なパワーを発揮する。
底辺90度の土星的な抑圧がエネルギーを溜め込むことで爆発力を増してはいるが、斜辺135度に金星的な殺傷性が初めから備わっていることを見落とすべきではない。
150度は30度の外向きの作用であり、30度は支配星が月だ。
月は不妊や難産の難航さを示し、150度も同様だ。
しかし外向きとは人目につくということであり、不器用でなかなか上手くできない人を見かけるとついつい手助けしたくなるものだ(助けるのは自分自身、自意識)。
それが150度の調整や協調であり、それは120度のトラインの影響があるようにも思える。
45度の抜き身の日本刀は危ないから鞘に納める。
30度の未完成品はまどろっこしいから手を貸したくなる(ただし自らの改善意思があっても難航さは変わらないが)。
それらは外向きになり、人目についた結果だ。
一方、内向きの45度や30度は人目につかない分、手を加える必要性を感じず放置されがちだ。
その為、内心で殺傷性や難航さが温存され、成長がない。
45度の場合、ナイフを懐に隠すようなもので、135度の鞘に入った刀を腰に下げるのとは訳が違う。
30度の場合は心の赤ちゃんを内に秘めるのと、150度の人に見える形で赤ちゃんを抱っこするような差異だ。
作用の内外とはそのような違いを生むわけで、それらが90度や120度の付加効果とは断定できない。
かといって全く否定することもできず、判断は保留。
165度の場合、15+150だからクインカンクスの調整作用が働くかというと象意は分裂なのでそんなことはなく、隣接する180度の方が強い影響が見られる。
このルールを重んじるなら足し算の理論に対して懐疑的に思う面もある。
重要なのは135度の禁止や150度の調整の背後に45度の殺傷性や30度の難航さがあることを自覚することだ。
なぜ禁止なのか、なぜ意識的に調整するのかの理由が分かれば理解が深まる。
答えは135度の内側には45度の刃物が、150度の内側には30度のよちよち歩きの赤ちゃんが内包されているからだ。
外向きとは大人ということであり、大人なら刃物はちゃんとケースにしまうし、赤ちゃんは優しくあやす。
自明の理だ。