昨日のコズミックフロント☆NEXTは興味深かったですね。
「海の起源をめぐるミステリー」
>地球の7割を覆う海。
>この海の起源が、地球形成時にすでにあったのか、
>宇宙から後から来たのか揺れ動く中、
>長年の謎が日本人研究者の活躍でようやく解明されつつある。
要は微惑星がぶつかり合う地球形成初期から既に水はその岩石内部に存在し、その大部分が地球形成後の地中深くに位置する、
マントルや金属コアの中にまで浸透していたせいで科学者がそれを検知できず、研究当初は海の誕生メカニズムを誤認していた、と言うお話でした。
__木
火___水
―――――――
土___金
__冥
五行に冥を足した六行の並びは上記の図ですが、これに地球の構成元素を当てはめると、水は水素、木は炭素、火は窒素、土はケイ素(シリコン)、金は鉄であり、冥はそれらを産み出す重力による高圧高温の冥府の世界ですね。
(酸素は大気の主成分かと思いきや、水にも人体にも土壌にも金属コアにも満遍なく関与してます。)
元素構成比
・大気
構成元素 重量比(wt%)
窒素 N 75.5%
酸素 O 23.2%
アルゴン Ar 1.3%
炭素 C 0.016%
・地殻
構成元素 存在比率
二酸化ケイ素 57.3%
酸化アルミニウム 15.9%
酸化鉄 9.1%
酸化カルシウム 7.4%
酸化マグネシウム 5.3%
酸化ナトリウム 3.1%
酸化カリウム 1.1%
酸化チタン 0.9%
・マントル
構成元素 存在比率
二酸化ケイ素 46%
酸化マグネシウム 37.8%
酸化アルミニウム 4.1%
酸化鉄 7.6%
酸化カルシウム 3.2%
酸化ナトリウム 0.3%
・核(コア)
構成元素 存在比率
鉄 89.6%
ニッケル 5.4%
酸素 4.7%
コバルト 0.2%
・人体(70キログラム)
構成元素 存在量(キログラム)
酸素 45.50
炭素 12.60
水素 7.00
窒素 2.10
カルシウム 1.05
リン 0.70
(この酸素45キロは主に呼吸で取り込まれ、細胞内に行き渡った分なので、厳密には人体ではありません。
水素も人体の六割を占める水なので、人体の主成分は炭素です。
この構成は動植物と言った他の炭素生物群も同様です。)
・海水
水 96.6 %
塩分 3.4 %
木の炭素は生物循環、火は大気循環、水は水循環でもあります。
一方の土は地殻やマントルとして、金は液体金属コアとしてそれぞれ対流し、自己完結的に循環しています。
物質循環
六行の上三つはグループで循環し、下三つはほとんど各自個別に循環してます。
冥府の冥は何が循環してるかと言うと、対流する液体金属コアがダイナモ作用を起こし、地球を包む磁場を発生させ、その磁力がぐるぐる回っています。
冥とは恐らくそれを産み出す原因の重力と過程の高圧高温、結果の磁力の総体ですね。
微惑星に含まれていた当初の土や金に重力や磁力の象意はありませんので、それらを一手に引き受けてるのが冥です。
重力が微惑星同士を引き合い、衝突させ、その衝撃による高熱でドロドロに溶けた岩石の内、比重の重い鉄がコアとなり、
それがぐるぐる回って磁場を作り、大気の宇宙空間への散逸を防ぐことで地球環境が維持されています。
この見えざる作用は五行の外側に安置されていますが、万物を産み出す宇宙の根源的な力の一端だと思われます。