ハーモニクスについて | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。

占星術のモダンな手法としてハーモニクスと言うものがあります。



一見小難しそうですが何をやってるかと言うと、ホロスコープの円を一本の紐とした時、第二調波図は円周を半分にし、紐を二回巻き、それによって各天体の度数は倍になります。
同様に第三調波図は円周が三分の一、紐を三回巻いて天体度数は三倍。
第四調波図は円周が四分の一、紐を四回巻いて天体度数は四倍です。
この事を調波=ハーモニクスと読んでますが、実際の光や音の波とは何の関係もありません。

私が名付けるなら単に円周縮小法、または巻き紐法とでも呼びます。
ハーモニクスなんて何かカッコつけたと言うか、神秘化させた味付けが気に食わないですね。
私は簡単な物事をわざと難しくして素人を煙に巻くような詐欺師のやり口が嫌いなので、仰々しい呼び名には否定的な立場です。

各調波図での0度=合=コンジャンクションを結晶化とか発芽とか、これまた大袈裟な言い方で表現してますが、元々の出生図でも第二調波図なら180度、第三なら120度と有名なアスペクトを組んでますから、わざわざ変換する意味はそんなに無いかと思います。

調波図の他のアスペクトも出生図では90度なのが、とある調波図では120度になったりと吉凶の反転が起こったりしています。
ただ、そもそもアスペクト自体吉凶の反転は往々にして起こりますので、この点は否定しません。
むしろ、吉凶反転の原因がハーモニクス、または円周縮小にある可能性さえ考えられます。

また、年齢ごとの調波図に関してハウスだけは今の時点で有意な作用を感じますので、これも書き留めておきます。


ハーモニクス数の意味について、

>第1調波(HN1)ネイタルチャート
>第2調波(HN2)目的意識
>第3調波(HN3)創造性、楽しみ、喜び
>第4調波(HN4)秩序、困難を乗り越える、論理的思考
>第5調波(HN5)自分らしい生き方、自己主張、本能的欲求
>第6調波(HN6)環境適応、バランス、律動的行動
>第7調波(HN7)夢、芸術、理想
>第8調波(HN8)知恵、現実化、権力、リーダーシップ
>第9調波(HN9)本質力、応用力、探求心、スピリチュアリティ、最終的な成果

とかありますが、これはこちらの記事のアスペクトの支配星と対応しています。



一点の0度は獅子座の太陽=ネイタルチャート。
二点の180度は牡羊座の火星=目的意識。
三角の120度は射手座の木星=創造性、楽しみ、喜び。
四角の90度は山羊座の土星=秩序、困難を乗り越える、論理的思考。
五角の72度は水瓶座の天王星=自分らしい生き方、自己主張、本能的欲求。
六角の60度は乙女座の水星=環境適応、バランス、律動的行動。
七角の51度は魚座の海王星=夢、芸術、理想。
八角の45度は牡牛座の金星=知恵、現実化、権力、リーダーシップ。
九角の40度は蠍座の冥王星=本質力、応用力、探求心、スピリチュアリティ、最終的な成果。

アスペクトの支配星、または支配星座と言う概念は既に一部で存在していますが、私の知るところではどれも不完全なので、上記のほぼ完成した対応表はすこぶる有意義なものだと自負します。