サビアン鏡像法による裏度数の連鎖的な展開は、自ずと360あるサビアンを60のグループに分けます。
それは火と水、地と風の心身二区分のペアのみならず、15度を境としたペアとして現れます。
具体的には火の1度は水の28度、火の14度は水の15度などです。
ただ火の30度は風の29度と対になります。
逆に風の30度は火の29度です。
一方で地の30度は地の29度と。
水の30度は水の29度と。
つまり、同じ男性星座である火と風は最終度数で相互に連結し、女性星座である地と水は自己の中で完結していると言うことです。
しかし、これは29度と30度だけのことで、他の度数は心身二区分のペアにおいて繋がってます。
サビアン・グループの例を列挙してみると以下になります。
牡羊座1度は魚座28度と蠍座28度。
牡羊座29度は水瓶座30度と天秤座30度。
牡牛座1度は水瓶座28度と天秤座28度。
牡牛座29度は山羊座30度と乙女座30度。
双子座1度は山羊座28度と乙女座28度。
双子座29度は射手座30度と獅子座30度。
蟹座1度は射手座28度と獅子座28度。
蟹座29度は蠍座30度と蟹座30度。
この関係性が後三回続きます。
つまり、1~28度までは心身二区分の連鎖、29~30度は一般的な男女の二区分で男性星座は連結し、女性星座は自己完結すると言うことです。
この15と30の境は九星における五黄=太極と0の無極を思わせます。
九星は上から9火、8土、7金、6金、5土、4風、3風、2土、1水と並びますが、土が接続部でありながら真ん中の土=五黄が中央に座り、全体を支配します。
一方で水と火の間には0が存在すると思われ、それは五黄と対になっていると考えられます。
この関係性がサビアンにおける15と30の星座度数に符合します。
これが何を意味するかはまだ把握しきれていませんが、この気づきは重要な予感があります。