占星術の二区分への疑義 | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。

占星術、私の言い方なら星占ですが、その基礎知識として12星座を二区分や三区分で分ける考え方があります。

二区分は男性星座と女性星座、外向性と内向性です。
男性星座は火の牡羊座、獅子座、射手座、風の双子座、天秤座、水瓶座。
女性星座は地の牡牛座、乙女座、山羊座、水の蟹座、蠍座、魚座。

ホロスコープの作成サイトなんかでも、これらに個人天体が何個あるかで男性的か女性的かを見たりします。


しかし、私はこの二区分に疑義があります。

それは昨日の記事から派生した思考ですが、一般的に二区分、つまり二元論は陰陽や善悪、心身を指し、占星術の二区分である内外や主従の違いはその一部に過ぎません。

既存の占星術では三区分を挟んでいきなり四区分が出てきますが、4に至る2×2の片方だけに言及されるのみで、もう片方が無視されていると思います。

その片割れは何かと言えば、心身二元論です。
これは単なる精神と物質の二区分であり、むしろ二元論としてはオーソドックスですが、それさえ着目されていないから既存の二区分に異議があるのです。


占星術の四区分は何かと言えば、火、地、風、水ですが、火は意志であり、心身で言うなら心、精神です。
地は感覚であり、そのまま身体感覚、身体、物質です。
風は思考であり、これは脳内シナプスの働きによるもので、脳神経は身体であり、物質です。
水は感情であり、当然精神です。

つまり、心身二元論では火と水の精神、地と風の物質に分かれます。

ここに方向性の違いにより内外の二区分が掛け合わさり、四区分となります。

火は外向的な精神。
水は内向的な精神。
地は内向的な物質。
風は外向的な物質。


ですので、これまでの男性星座、女性星座の呼び方は不適当であり、新たに心身を追加して二つの二区分を規定すべきでしょう。

一つは対象のベクトルの向きに重きを置いた外向星座と内向星座。
もう一つは対象の性質に着目した精神星座と物質星座。

ホロスコープ作成サイトも内外と心身の二つの二区分で属性を表示する方が適当かと思います。


私の場合は既存の男女の二区分では10天体の内、比率は5対5で特徴が出ませんが、心身の二区分では3対7で物質性の高いキャラクターと示唆されます。

これを踏まえて四区分の比率を見るなら、より理解が深まることでしょう。

ただ、物質に偏った人物は非人間的だとの偏見も醸成しかねない危険性があるので、そこは注意が必要でしょう。
名前も物質星座は直接的なので、心理星座と身体星座、精神星座と肉体星座など、一工夫必要かもしれません。