(追記あり)某ブログにあった冥王星と厄年の関連性についての考察 | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。

非公開の某占いブログのコメント欄で見つけたのですが、冥王星と厄年が関連しているそうです。
発見者はちーさんと言う方ですが、素晴らしいですね。
不勉強なため、他でも知られているかは分かりませんが、現時点で彼女のオリジナルです。

こう言った発想ができると言うことは、常日頃から抽象的思考や数学的思考をしている、少なくともとりあえず計算してみる癖が付いていると言うことです。
件の冥王星の平均速度も前もって計算しており、それを記憶に留めていたと言うことでしょう。
それが某所のコメント欄で交わされていた27歳犯人説と40度・51度の宿命アスペクトの話題で刺激され、記憶から引き出され、創造性の本領である異物融合が発揮され、新しい理論として結実した、と。
勿論、27歳と40度に着目していたそこのブログ主さんも素晴らしいです。

発想には必ず補助線があり、異物同士を見えない線でどう結ぶかがその人の思考の癖であり、個性となります。
将棋などでも神の一手とされるものは、一般にはその補助線が見えないから神秘的に映るのでしょうが、全てにロジックがあり、マジックと同様に種があります。
また、それはこの宇宙にも言えることで、その見えない線を追い求め、種明かしをする行為を研究や探求と呼んでいるのです。


では、彼女の考案したロジックはどんなものかと言うと、

冥王星、公転周期:248歳
360 ÷ 248 = 1.45

30 ÷ 1,45 = 20,68 女性:18歳 19歳 20歳
32.7÷1.45 = 22.55
36 ÷ 1,45 = 24,82 男性:24歳 25歳 26歳
40 ÷ 1,45 = 27,58
51 ÷ 1,45 = 35,17 女性:32歳 33歳 34歳
              36歳 37歳 38歳
60 ÷ 1,45 = 41,37 男性:41歳 42歳 43歳
72 ÷ 1,45 = 49,65
90 ÷ 1,45 = 62,06 男性:60歳 61歳 62歳
120 ÷ 1,45 = 82,75

12角形から3角形まで出してみましたが、陰陽道から算出されたとされる厄年とほぼドンピシャです。
と言うより、抜けてる数字はこれまで知られていなかった新たな厄年が発掘された感じですね。
22歳、27歳、49歳、82歳。

これは天体が太陽を回る平均速度、つまり実際の速度でなく概念上の速度が重要な意味を持つと言う理論ですが(これはプログレスも同じですね)、他で当てはまるものはないかと思い探したところ、ありました。

金星
公転周期が225日で自転周期が243日。

360 ÷ 225 = 1.6
360 ÷ 243 = 1.48

黄金比と白銀比
1:1.6と1:1.4

美を司る金星は人の美的感覚と直結していました。
年と日の違いはありますが、これで天体の平均速度と人体に密接な関係があることは確定的だと思います。
冥王星や金星に限らず、恐らく他の星の平均速度、太陽を一周する360度に対する公転周期の比率も人体の何らかの数値と関連しているのでしょう。
ただ、それが人の運勢まで関係しているかは分かりません。

また、なぜ冥王星の平均速度がその数値になったかを考えると、それは数理を踏襲した結果かと思います。
数の倍数を並べると20,24,27,35、40など、おおよそ冥王星の割り出す数字になります。
女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢に体の変化が起こりやすい、という通説とも合致します。

4,8,12,16,20,24,28,32,36,40
5,  10、15,20,25,   30,35,40
6,  12,   18,24,   30,36,42
7,     14,21,   28,   35,42
8,     16,   24,   32,   40
9,        18,   27,   36

数と星のどちらが概念的に上位かと言えば数ですので、冥王星が数理に合致するよう自然と248年と言う公転周期に収まったものと思います。
宇宙形成の順番としては、数理→天体→人体、です。
これは現実世界の背後に先行する概念の世界があり、それが青写真となって現実世界に降下し、影響を及ぼしていると思われます。
そう考えなければ余りに奇麗に数字が揃っており、辻褄が合いません。
また、これはプラトン哲学のイデアと非常に酷似しています。

プログレスやリリスにしても概念的な手法であり感受点です。
一年一度法など、なぜそれが意味を持つのか理由はなく、ただそう言うことになっているのです。
これは陰陽論や五行説、六行説、九星なども同じで、概念上の論理が現世で力を持っています。
数量的相法もなぜ意味があるのか不明ですが、実際に当たっているので効力を保有しています。

これはメカニズムの意味が分からないと言うよりも、そもそも数理こそがメカニズムであり、意味の本質、一丁目一番地であり、それゆえ現実を超越していると言うことではないでしょうか。
むしろ、数理通りでない事象の方こそ、意味が分からないと言うべきでしょう。
しかし、そこにも必ずロジックがあるはずです。
今回はその一つとして、ちーさんと言う方によって厄年のロジックが判明し、ついでに黄金比なども分かり、めでたしめでたし、と言う話です。


最後にウィキからプラトンのイデア論を引用しておきます。

>我々の魂は、かつて天上の世界にいてイデアだけを見て暮らしていたのだが、
>その汚れのために地上の世界に追放され、肉体(ソーマ)という牢獄(セーマ)に押し込められてしまった。
>そして、この地上へ降りる途中で、忘却(レテ)の河を渡ったため、
>以前は見ていたイデアをほとんど忘れてしまった。
>だが、この世界でイデアの模像である個物を見ると、
>その忘れてしまっていたイデアをおぼろげながらに思い出す。
>このように我々が眼を外界ではなく魂の内面へと向けなおし、
>かつて見ていたイデアを想起するとき、我々はものごとをその原型に即して、真に認識することになる。

この原型こそ数理や概念の世界であり、星や人体に影響する大本ではないでしょうか。
プラトンは比喩表現として語ってるのではなく、馬鹿正直に本当のことを述懐しているように思います。


●追記。
『原宿の母』菅野鈴子さんが「ざわつく金曜日」でやられていた数字占い。

1〜0まで数字を3段書く。
それぞれの数字の意味·場所。
1:性格; 2:心臓; 3:肝臓; 4:背骨·腰; 5:足(全面); 6:足(後面); 7:腸; 8:胃; 9:呼吸器; 0:頭。
上段:過去; 中段:現在; 下段:未来。

書かれた数字で普通とは異なる形に問題が表れる、と言う占術。
これもまた数字に原型、イデアがあるという想定で行われており、そうなると漢字やアルファベットにも同様のことが言える。

字が奇麗だと心も美しい、という風潮があるが、あながち眉唾でもないかもしれない。
しかし、原型から離れるほど問題があることを裏返せば、それは個性であり、変わった字を書きながらも端正な形を維持しているならば、問題なかろう。

また、ノートに時間を掛けて奇麗に書く人は勉強に身が入っていない学力の足りないケースが多いと言う話もあり、心と学力は別問題だろう。

イデアに関しては顔や体が原型、つまり平準化された数値に近いほど美的で健康であると言うことが言える。
人の肉体もまた遺伝子によって一筆書きされた「文字」なのかも知れない。