既存の九星気学と九星流方位術の違い | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。

既存の九星気学と九星流方位術で同じ点は、今住んでいる地点を基点とすること。
長く滞在するほど、遠方へ行くほど効果が出ること。
帰りの方位は影響するが、行きと帰りで相殺され、相殺され切った後は行きの吉方位の影響が残ること、です。


違う点は、根本的な吉凶の判断です。

既存の九星気学は、五黄土星を五黄殺、その反対側を暗殺剣、本命星を本命殺、その反対側を本命的殺、干支の反対側を歳破と呼び、大凶としています。
残った方位の中で五行理論から相性の良い方位を吉方位とします。

九星流方位術では九星流占命術と同じく星の掛け合わせから81卦を出し、その吉凶を方位にも適用します。
なので五黄と言えども相生の吉卦となり得ますし、その反対側も凶としません。
本命殺も星によって吉凶は分かれますし、干支を使った歳破は九星理論ではなく十干理論である為、採用しません。
なので吉凶の判断は全くの別物となります。

また、既存の気学では日命星を軽視しますが、九星流では深く遅くかつ最終的に強く影響するものと考えますので、引越しによる定住など長期的には最重要と考えます。
これは同学年同月生まれの子供が若い内は似た運勢でも年を経る毎に段々違ってくる事からも理解できると思います。
占星術で例えるなら本命星は動きの速い太陽や月であり、月命星は木星、土星、日命星は天海冥のトランスサタニアンです。
本命星は速く浅い為、短期的な影響は分かりやすく出ますので、その意味でとても重要ですが、日命星を無視すると最終コーナーでまくられ、吉凶が逆転する場合もあります。
月命星はその中間です。
(短期的効果を狙うお水取りでは本命星を重視しますので同じです)


試しに今年の本命星の吉凶を見ますと、例えば水の一白水星は吉方位が水生木で北東の三碧木星の雷、金生水で東の沢と南西の六白金星の天です。

しかし九星流方位術だと、北東は水雷屯で産みの苦しみの凶、東は水沢節の節制で半吉、南西は水天需のチャンス待望の半吉です。
九星流方位術での吉方位は水地比のリーダーシップとなる西となります。


九星気学も九星流も陰陽理論を根源としていますから、吉凶が重複している場合もあります。
しかし、九星流の吉凶判断のベースである易経は陰陽四象であり、九星気学が吉凶判断のベースとする陰陽五行とはずれがありますし、九星流は易経に太極の残滓である五黄を足し、かつ九星気学とは同じ五黄でも違った解釈をしますから更に違いが出ます。

これは方位術だけでなく命占である四柱推命と九星流占命術との違いでもあります。
これはそもそものルーツがそれぞれ十数図・河図の魔方陣と九数図・洛書の魔方陣であり、根本からして違うことが原因です。
(九星気学がなぜ洛書から発展した易経でなく、河図から発展した四柱推命と同じ陰陽五行を吉凶判断のベースとしているのかは意味不明です。
恐らく古代中国での焚書坑儒により重要な知識が失われた結果ではなかろうかと推測します)


後はどちらが現実の世界に強く影響しているかと言う話ですが、私は九星流の方が当たっていると考えるから新しい占術として構築し、活動している訳であります。

そもそも九星気学にしても姓名判断にしてもイマイチ当たっている感じがしないと言う時点でどこか不具合があるのであり、占いは恐ろしいほど当たって初めて意味があるというのが私の考えですから、やはりそろそろ新しいアプローチがあっても良いのではないかと思います。
それが私の編み出した占術達であるならば嬉しい限りですが、より的確に当たるならば私でなくても良いのです。
いずれ私の占術達をもう少し世の中に伝わるよう工夫したいと思いますが、そこで改めて何が本物かの議論が巻き起こるかもしれません。
そこで私が負けたって良いのです。

ただ真実を追究したい。
伝統に胡坐をかいて怠けたくない。
知的退廃は嫌だ。
明白に鋭敏に一点を極めたい。

それが私の今現在の気持ちであります。