自律神経と脂肪の関係(ヒント:モナリザ仮説) | アンチエイジング世代の習慣

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こんにちわ、一ノ瀬です。

 

本日のテーマ
自律神経と脂肪の関係
(50歳代食事だけでは痩せない)

肥満の女性考える.jpg

50歳代になってくると、
閉経を迎える女性が多い。
女性ホルモンの激減は、
自律神経に影響を及ぼす。

その中で本日のテーマは、
脂肪にも関係がある、
です。
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肥満者は交感神経の活動が低い
ーーーーーーーーーーーーーー
研究報告から抜粋です。
1991年アメリカ
モナリザ仮説
と呼ばれています。
「Most Obesities kNown Are Low Sympathetic Activity」
↪︎頭文字をとって呼ばれている。
 ↓
 理由
 交感神経の活動性が低い
 ↓
 食欲を抑制するホルモンが出にくくなる。
 ↓
 満腹感が得られないために、
 過食につながる。
 
 交感神経の活発な場合
 ↪︎脂肪細胞を分解して、
  脂肪を減らす働きがある。


交感神経とは
↪︎自律神経の一つ。
・どのような働きか
 ↪︎心拍数や血圧を上げる。
  筋肉への血流量を増やす。
  瞳孔が開く
  など

逆の働きをする副交感神経
↪︎心拍数や血圧を下げる。
 胃腸に血流量を増やす。
 ↓
 リラックスした状態に持って行く
 働きをする。

さて、
気になる脂肪分解に関係してくるのは、
交感神経の方です。

どのようにして脂肪分解するのか?
↪︎食事をする
 ↓
 脳の満腹中枢が刺激
 (交感神経の支配下にある)
 ↓
 満腹感を感じたら、
 自律神経が活発化
 ↓
 アドレナリンというホルモンが分泌
 ↓
 脂肪細胞に働きかける
 ↓
 脂肪の分解
 燃焼に働きかける。

このように話を進めてくると、
交感神経の活動が低い人は、
痩せにくいのかあ〜と
ぼんやりとながらわかりますよね。

もう少しわかりやすくあなたへ
話を進めます。

50歳代の女性なら、
更年期外来の存在は知ってますよね。
(婦人科の中にある専門外来です)
ーーーーーーー
自律神経活動と
体組成との関わり
ーーーーーーー
・更年期外来の患者さんのデーター
 (2002年7〜12月
  東京医科歯科大学
  更年期外来受診:243人の患者)
・総自律神経活動
     BMI    体脂肪率
 低活動 22.2 28.2
 高活動 21   25・8

結果
↪︎活動性が低い人は高い人に比べて、
 BMI・体脂肪率も高い。
 ↓
 自律神経の活動が悪い=太る。

まあ〜だらだらしていると
太るなあ〜とは思います。

科学的なデーターを突きつけられると、
やはりそうか!
と納得できませんか?

データーの対象者が少ない

思いましたか?

肥満大国アメリカからの報告です。
ーーーーーーーーーーー
アメリカ
生理学学会の報告論文から
ーーーーーーーーーーーー
1年間に50kgダイエットした
超肥満者を対象とした運動効果。


長年肥満状態にあった人
↪︎体重を落としても、
 筋肉の脂肪分解能力が
 普通体重の人と比べて、
 半分以下。

理由・考察
↪︎太っている人は、
 膵臓からインスリンを分泌して、
 脂肪を合成することは行う
 が
 脂肪を分解する働きが
 ほとんど行われない。
 つまり
 交感神経を経由した、
 アドレナリン分泌がみられない。
 しかも
 ダイエット中は、
 エネルギーがマイナス状態
 ↓
 交感神経が働かない。
 ↓
 50kgダイエットしても、
 脂肪を燃やす能力は低いまま!!
 
このままでは
すぐにでもリバウンドしそうですよね?

そこで、
・10日間運動を行う。
 ↪︎筋肉の脂肪分解能力が上昇!

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筋肉が脂肪を分解する能力
運動で向上する
ーーーーーーーーーーー
・脂肪酸酸化量
    運動前  運動後
やせ  51   70
肥満者 48   70
減量した
肥満者 30   75

おお!
痩せた人よりも、
減量した肥満者の方が、
脂肪酸酸化量が増えましたね。

結果から導き出されたこと。
↪︎脂肪分解の能力を上げてから、
 ダイエットするのが効率的。


つまり
食事制限だけで体重を落としても、
自律神経の活動性が低い
(リバウンドしやすい)
脂肪を分解すること=運動する。

ダイエットには、
運動が重要である

あなたもわかりましたか?

え?
10日間行った運動内容ですか?
↪︎毎日30分
 (最大酸素摂取量の60%の運動)

それはですね・・・
話が長くなっています。
本日はここまでとします。

次回は脂肪と筋肉を作り出す!
エネルギーを使い(脂肪を分解する)
話をします。
楽しみにしていてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

わたしの健康情報元
=>https://www.naturalsuccess.jp/xpower/opt/#oTzG3Y