こんにちわ、一ノ瀬です。
昨晩は銀座のクリニックで開催された、
女性健康教室での講義の報告です。
本日のテーマ
”アラサー世代の検診のあるべき姿”
東京大学医学部付属病院
女性診療科・産科の平池修先生です。
2時間余りの講義でした。
最初はパソコンスライド&ズームに手こずる。
なので
実際には遅れ気味の開始でした。
12名の参加者でした。
では、わたくしがビビっとした!
内容についてお話しします。
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妊娠適齢期とは?
20〜34歳頃まで
つまり
妊娠に必要な卵子の数は限られており、
年とともにその数は減ってくる。
↓
月に1回生理があるので
減るのは1個ずつではないの?
ここが大きな間違い!
1ヶ月に10〜20個ずつ減っている。
つまり
不妊治療と呼ばれているのは、
老化して死んでゆく卵子を生かしている治療。
日本は人口がどんどん減っている。
しかも
加速的に減ってきている。
人口が増えるには
子供は2名以上いないと増えないことになる。
つまり
出生率2・0以上ないと増えないということです。
(夫婦は2名なので単純計算)
となると
非常に危惧されている状態と言えます。
人口がどんどん減って、
超高齢社会を迎えているわけなので、
このことは日本以外の国々が
注目している現象です。
世間で人口が減ってきていることに対して
日本人が無頓着なのは?
↓
中学高校生が自分の身体の仕組みを知らない。
たとえば
女性はいつまで妊娠できる?
この質問に対して驚くことに
40歳後半ぐらいまでと思っている。
違うのです!
妊娠適齢期
20〜34歳頃まで。
勘違いしているのは、
マスメディアが50歳頃まで
わずかな特殊な妊娠&出産を取り上げている。
このことにより妊娠出産が可能だと思う人が多い。
産婦人科ではそうではなく、
加齢に伴い卵巣における原始卵胞数は減少。
なので
現場では38歳以降は妊娠能力が低下する。
このことを認識して
女性は人生設計を建てなければならない。
なぜならば
妊娠適齢期は、
卒業してキャリアを積んでいる年齢とかぶさっている。
また、30歳代は子宮頸がんが非常に多くなってくる。
なので
自分の身体について知識を得ておかないと
子供が欲しいと思った時には、
非常に難しくなってくる。
また、治療費が高額になる傾向を忘れてはならない。
たとえば
東京都は00知事時代に
中学高校生に行っていた
生理や妊娠に関する保健授業をやめさせた。
このことにより
(東京以外の県では行っている。)
知識として妊娠適齢期のこと
妊娠に関しての知識を得ていない女性が増えた?!
↓
性感染症の増加
婦人科検診受診率の低さ
↓
妊娠低下&病気治療の遅れなどに・・・
この現実を踏まえて
どのようにして
女性として、人として生きてゆくための知識を広めるのか?
女性健康教室は開催されています。
女性診療科・産科の平池修先生の講義でした。
なかなか濃厚な内容でしたが、
ここでも浮き彫りになったこと。
自分の身体を知る教育の立ち遅れ、
物事を判断できない子供たちが
大人世代になって増えてきている。
母親世代でさえも知識不足や偏見などで
女性でありながら自分お身体を知らない・・・
行うべきことが見えてきた。
大切なことは
親の世代がしっかりと知識を継承させて
判断できるように次世代へ教育することです。
今回はビビっときた内容について
トピックスしてみました。
企業での取り組みについても
幾つか参加者からありました。
なので
とてもリアルな実情が判明。
私たちが取り組まなければならないこと。
見えてきました。
最後まで読んでいただき有難うございました。