今朝、スーパーのレジ付近でやたらと多いレシートを財布に入れていると、目の前を2歳くらいの可愛い男の子がよちよち歩いて行きました。
ほんっとに可愛くて見惚れていると目が合ったので、渾身の気持ちを込めてにい~っと笑ってみせるとニッコ~リ
天使の笑顔が返ってきました。
こどもの素直な笑顔には、たったそれだけで人を幸せにさせる最強の力があります。
最近、つまらない事を気にして、やさぐれ気分が続いていた私ですが、本当に簡単にハッピー気分になれました。
私のような婆さんになりかけの見苦しい笑顔でも、気持ちを込めれば伝わるんですね。
笑顔を心がけようと思っても、けっこう難しいと思います。
今日は雛祭りのイチゴ大福(消費期限当日で半額)とチラシ寿司を買って、少し浮かれていたせいかもしれませんが作り笑いする気にもなれました。
時と場合によっては子供に恐がられる可能性もあります。
オバチャン達は赤ちゃんを見つけるとデッレデレになりがちですが、あそこまで素直に反応できない時もあるのです。
でも若い人たちが子供をかわいがっているのを見ると、ウットリ眺めてしまいます。
うちの息子は二人とも、まったくその気がないようで、孫を見られないかもしれません。
先日ラジオが言ってましたが、独身男女のアンケート結果に5割以上が結婚しても将来こどもを欲しくないと答えたそうです。
その気持ちも分かります。
樹木希林さんもリリーフランキーさんにおっしゃられていたそうです。
「結婚なんてアンタ、分別のない時期じゃなきゃできないよ、あんなもん」
リリーさんは60歳で独り身ですが、周りが孤独死を心配しているそうです。
「だいじょうぶ、自分はいまだになんの分別もないですから」
と答えて笑わせていましたが。
幸せになるために生まれてきて欲しいから、分別のある親としては、いろいろ色々、難しく考えてしまって、ロクな結論には至らないのかもしれません。
社会がどんな情勢で、どんな運命が待ち受けていても、命をつないできた人類ですが、そこまで考えるようになったら、衰退していくしかないのでしょうか。
個人的には、あの笑顔が見られない世の中なら、もう未練は残らないでしょう。