「今宵も飲んだくれ」のブログの「このブログを検索する」で、
「四代目」をキーワードに検索をかけると、
29件がヒットする。

自分が書いた文章だというのに、
それらを読んでいるうちに、ニヤニヤしてしまう。
酒の場の出来事が多い。
その夜その時の様子が、
まるで昨日の出来事のように脳裏に再現される。

どれも愉快な記事ばかりである。
味噌屋四代目 隆ちゃんは、最愛の酒飲み友達の一人である。

一人酒も味わいがあって好きだが、
皆でワイワイと飲む酒はなお楽しい。

味噌屋の四代目と連れ合って飲む酒は、
教育、政治の分野にわたって議論したり、
カラオケで大騒ぎしたり…
どんなに議論しても、癖の悪い酒にもならず、
「じゃあ、また明日な…」と別れる。

最近、体調を崩した味噌屋四代目を気遣って、
杯を交わすこともめっきり少なくなっていた。

最後に飲んだのはいつだったか…
手帳で記憶を辿ると、どうやら3月22日の夜…
久々に帰省したわが弟を囲んで、
味噌屋四代目と、
彼の幼馴染のマサミちゃんら6人を招いて、
開いた小宴のようだ。

「やっぱ、こーやって飲むと美味いなぁ~」
いつものように芋焼酎をお湯割りにして、
一口飲んで嬉しそうに、そう言ったのは覚えている。

なぜそんなことを口にしたのか、
今となっては思い出せない。
ただ、あの夜もいつものように目を細めて、
一口ずつ味わうように喉に流し込む姿は、
いつもの酒を愛する隆ちゃんだった。
昔話からこれからの地域おこしまで、
色々な話に花が咲いた、いつもの夜だった。

あれが、味噌屋四代目との最期の酒になった。

8月8日の早朝、3月の小宴にも同席していた、
マサミちゃんから低い声の電話があった。
「隆ちゃんが、昨夜息を引き取りました…」

最愛の酒飲み友達を失った。
まるで心の中に大きな空洞が空いたかのような寂しさを覚える。
あの日、あの時の愉快な出来事を思い出すたびに、
目頭が熱くなってしまう。

味噌屋四代目 隆ちゃん。
色々な楽しい思い出をありがとう。
ご冥福を祈ります。