8月も半ば。

お盆の最中である。


今年は、職業柄(?)、

例年の5倍以上のお宅に、

初盆参りに伺った。


かけがえのない家族の一員が欠けると、

言いようのない寂しさは日々募るばかりに違いない。


「とーちゃん、

 こん盆提灯の組み立て方は?…

 っち聞こうとして、

 そのとーちゃんの提灯じゃったと気づくと、

 本当に情けなくて…」

5月にご主人に急逝された奥さんの言葉は生々しい。


そんな中にありながらも、

葬式で引き裂かれた悲しみにくれていた人も、

何らかの心の整理が着いたのか、

静かに故人の生前や闘病の様子を話してくれる。


こうやって月日が経つごとに、

遺族のそれぞれの心の中に、

故人の思い出が強くなって、

生き続けるのだなとあらためてそう思う。



さあ、8月も折り返し地点。


今夜は、地区の供養盆踊りが予定されている。


この地区で、この一年に亡くなった方は7人。

皆お世話になった人ばかりで、

それぞれに大なり小なり関わった方ばかりだ。

今夜は、六調子か左衛門の口説きに合わせ、

下手な踊りで輪に加わろうか…


明日は、第42回 夏の夜まつり。


考えてみれば…

母の余命幾ばくと言われ、

前職の銀行員を辞め、

帰って家業を継いだあの夏から36年が経つ。


36年前。

19:50だった大分空港の最終到着便も、

今年4月から21:25になった。


東京での懇親会やパーティに出席しても、

その日の内に大分に帰り着くことができるのだと言う。


何たる慌ただしい生活リズム。

東京で乾杯して、大分の家で布団にもぐり込むとは…


別府や大分で飲み会があっても、

泊まりがけと決めている飲んだくれには、

とても考えられない。


今年は、最終便の前便の到着を待って、

午後8時40分から、最終便到着までの間に、

花火を打ち上げる計画になっている。


一年の生活に四季の色合いが薄れ、

24時間、昼夜のリズムさえ問わなくなっている。


夏の夜まつりのポスターには、断り書きが…

「飛行機の運行状況により、打ち上げ時間の変更があります」


世界を相手に昼夜を問わず動き続けている大都市、

東京を飛び立った飛行機。

それを受け入れるローカル空港周辺の花火大会会場。

いかにもアナログ的な打ち上げ時間の告知が、

何とも人間臭いことよ!


明日の天気も良さそうだ。


今年も、暑い夏の折り返し地点。

8月の恒例の行事が続いている…