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九大昆虫班のブログ

九州大学生物研究部昆虫班です。班員が交代して更新します。

 前回に引き続き阿部です。

 この日もみんなが起きてきてから採集地を話し合い、午前中遅くなってから採集に出かけました。私は昼はハチを採ると決めていたので昨日同様いい感じの草むらとか林内とかでスウィープしてました。

 

イシガキケンヒメバチ Ishigakia exetaseaです。1属1種で属名がIshigakia、あついですね。

 

この日の夜は私がマンマルコガネを採りたいとお願いして某山へ採集に行きました。マンマルコガネは本当にかわいいですね、みんなのアイドルです。図鑑を見ると発生時期は3月から10月としたが年中見られるとか書いてあったし先輩からも情報をもらっていたので、まぁ採れるっしょと思ってました。ええ。しかしいくら探してもいませんでした。先輩と「きっと夏なら採れるよ」と言い合ってこの日は拠点に戻りました。

 

次回からは別の班員にバトンタッチします。

お付き合いいただいてありがとうございました。

初めまして、班長の阿部です。去年まではなんとなく甲虫を採っていたのですが、この遠征からハチを本格的に採り始めました。

 

さて、私が参加した3/22の夜の日付が変わったあたりに先輩が海浜へマグソコガネを採りに行くとのことだったのでついていくことに。皆が楽しそうにマグソを採っている中、マグソには大して興味ないので私は隣接した海岸林でゴミダマを採りました。

かわいいですね。

 

 翌日(3/23)起床したら曇っていました。雨降りそうな感じでしかも寒い。

この日の日中は林道を流しつついい感じの待避所に車を停めて採集しました。私は林道沿いをスウィーピングしてハチを採ってました。同行した西谷君と同じ場所をスウィープしたのに入ってるハチの相が全然違っていてハチ初心者の私には驚きでした。しかし採集できた総数はそんなに多くなかったです。しっかり日がさしてくれたらもっといろいろな種類のハチが飛ぶのでしょうが残念です。

 夜は気温が下がりました。ゴミムシやゴミダマならギリ出てるかなーってぐらいには寒いです。マグソは関係ないから採りに行くとのことだったのでゴミダマなら出ていると踏んだ私もついていきました。昨晩と同じポイントに加えて新しいポイントにも行きました。当然ここでもゴミダマを採りました。

普通種ばかりとはいえゴミダマはいい虫ですね。

 

 この日はこれで採集を終えました。明日に続きます。

昨日に引き続き石津です。

 

 9日目(3月22日)から班長が八重山遠征に途中参加しました。班長が空港に着くまでの間、島にある人工島で採集をしました。人工島ではありますが結構広く、ちょっとした林のようになっています。島に着いて驚いたのが猫の多さです。いたるところに猫がいて、猫用の餌まで置いてありました。まさしく猫の島といった感じです。

 

 ここは意外にも蝶が多くいました。オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラなどが乱舞しています。蝶屋の班員達が追いかけていました。

 トンボはいないだろうなーと思っていましたが、いたんです。それがこちら

 

 ヒメハネビロトンボです。よく似たハネビロトンボは福岡にも飛来してきますが、ヒメハネビロトンボは見られません。予想外の出来事でびっくりです。

 他にハチやゴミムシを探している班員達もいました。

 

 ※余談ですが海がとてもきれいでした。

 

 

 いかにも南国な感じです。 

 

 お昼前、班長が空港に到着するので迎えに行きました。班長と合流した後はコインロッカーに行くなどして過ごし、夕方とある山へ行きました。林道を車で走っていると、偶然昨日も出会った(らしい)虫屋の人にお会いしました。様々なことをご存知でした。ライトトラップのコツなども教えていただきました。ありがとうございます。

 その後適当な場所で車を止め少し採集をしました。今日は下見なのであまり長時間は留まりませんでした。個人的に嬉しかったのはイシガキモリバッタです。眼が大きくてかわいらしいバッタです。  

 コブナナフシも探してみたんですが見当たりませんでした。(直翅目も結構好きなんです)

 

 今日もライトトラップをする予定でしたが疲労や天気が良くなかったため中止して早々とキャンプ場に帰りました。テントの中で班長の歓迎会も行われていました。

 今日は全体的にのんびり過ごした一日になりました。

 

 これで今日のブログはおしまいです。お付き合いいただきありがとうございました。

 明日からは別の部員にバトンタッチします。

 

文責 石津