寒いですね・・

今夜は大雪ですか?

辛いです
ハイ・・


さて、
今回は、意外にマイナーな話題である

子宮体がん検査

についてのお話です

子宮頸がん検診は
積極的に受けろ受けろ
というのですが

子宮体がん検診は
あまりそういう声が少ないですよね?


一体何故なんでしょうか?

まずは
お決まりになっていますが

子宮体がんって何?

からお話します

子宮体がんとは


ざっくりと説明すると
上の図のように
子宮の内膜から発生する癌です

ちなみに
子宮頸がんは
子宮の出口に発生する癌でした

以前も
ちらっと解説していましたね

さて、
子宮体がんの検診について考える上で
重要なのは、

何歳くらいに多いの?

どんな人がなりやすいの?

って事ですよね


いわゆる
リスク
ってやつです

子宮体がんの罹患率

年齢別の子宮体がんを患う
確率を図で表したのが下のグラフ


http://www.japa.org/seikatsusyuukannbyou/gan/gan_shikyuu_t01.html

グラフ引用の引用です
綺麗なので拝借します


グラフを見ると
一目瞭然で

40歳を超えたあたりから
どんどんリスクが上がる


のが特徴です
30代くらいまでは
10万人あたり1-2人程度で
若い人にはあまりお目にかからない疾患です

それもそのはずで
子宮体がんは
子宮内膜から発生する
悪い細胞達であるため
事が大きく関連しています

子宮内膜というのは
生理のたびに
キレイに剥がれ落ちるもの

でしたよね??

http://ameblo.jp/kyusan0225/entry-12101675239.html
過去記事参照

つまり
毎月内膜が外に排出されるので
きちんと生理が来ていれば
基本的には、
そこまでリスクが高くないのです


逆に、50歳を超えて
閉経した後だと
内膜が剥がれ落ちなくなるので
癌化した細胞が排出されず
徐々に大きくなってしまうのです


子宮体がんは
月経で子宮内膜が剥がれなくなった後に
リスクが増加する病気なのです

子宮体がんのリスク

上述した
子宮体がんとは
なんぞや?

というのがわかると
リスクも自ずと見えてきます

もちろん

閉経後

が挙げられます
また子宮内膜は、
エストロゲンというホルモンによって
厚くなる特徴があります

http://kyusan.mamacaremail.info/category1/seiri.html
サイト記事参照

特に閉経後に
エストロゲンが高くなると
子宮内膜が厚くなり
癌化しやすくなります


エストロゲンは基本的に
卵巣から作られ
閉経後は、卵巣の働きも無くなるため
エストロゲンは低くなるのですが

体内のエストロゲンが
増加してしまうケースがあります

1)肥満
エストロゲンは
脂肪からも産生されます

肥満が強い人だと
エストロゲンの作用で
子宮内膜が厚くなり
癌化しやすくなります

2)経口摂取する場合
内服薬サプリメントなどが
それにあたります・・

更年期症状に対して
エストロゲン薬を内服したりしますが
その場合、基本的には
生理を起こさせるために
プロゲステロンも併用します


また
サプリメントで注意したいのは

イソフラボン


久しぶりに出た・・


イソフラボンは
以前も記事に書きましたが
http://ameblo.jp/kyusan0225/entry-11261779073.html

植物性エストロゲンと言って
飲むと弱いエストロゲン作用を持ちます

適量の摂取は問題ないですが
先ほど挙げたように
太っているのに
イソフラボンを沢山内服したりすると
逆にリスクが上がってしまいます

このブログでは
何度も注意を促していますが
サプリメントは
何のために?
どれくらい飲むのか?


が非常に重要です


3)乳がん治療中の方
この話は
内容がかなりややこしいのですが
乳がん治療薬の
タモキシフェン

という薬を飲んでいると
エストロゲン作用により
子宮体がんのリスクが
上昇します

現在乳がんを患っている人が
どんどん増えているので
実は注意が必要です


半年ごとくらいには
子宮体がん検診をすることが
推奨されてます

つらつらと書きましたが
他にも
出産経験が無い
月経不順
無月経
糖尿病

なども同じような理由で
リスクになります

さらに
これまでは
エストロゲンの話ばっかりを
していましたが

エストロゲンと無関係に
癌化することもあり
ご家族に子宮体がんの既往を持つ人も
注意が必要です


・・・
やはり話が長くなって

子宮体がん検診について
全く触れずに
記事が終わってしまいそう

しかも
この分野は
どう考えてもややこしいので
多分理解するのは
非常に大変・・

今までの記事に
子宮体がんを理解しやすくなるような
ヒントが散りばめられているので
是非色々検索してみてください


倉庫あります


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