敷島の大和の国は言霊の | 太陽と月の結婚
2023-12-10

敷島の大和の国は言霊の

テーマ:語源



こんにちは♩ 
ルナワークス編集部です💕 

2024年版のコラムをひとつご紹介します。

幸いの語源】

しきしまの大和の国は
言霊のさきはふ国ぞ
ま幸(さき)くありこそ 
       ー柿本人麻呂

「言霊の幸はふ国」という表現は万葉集にも度々登場する。日本には言祝ぎの文化が根強くある。

幸いの語源は「さきはひ」。

「さき」は花が咲くこと、
「はふ」は這う、または延うの意。

幸いとは「咲き這ふ」ことであり、
「心に咲いた花」が這うように
広がって、長く続くこと。

「花」も「幸い」も根っこは一緒である。

心に咲いた花は人の笑顔となり、
口から咲きこぼれ、他者へと伝播する。

「味はふ」という言葉も同様に、
その味が消えずに長く続くこと。

口の中だけでなく、人生という時の
流れの中に味わいが出る。

和暦日々是好日2024 』睦月より抜粋



幸せは心に咲いた花が咲き続けること。

ふっと心に明かりが灯ったら、
その火を絶やさぬように。
何度も思い出し、にっこりと笑顔で。

今日は日中、エナガの群れのチチチチ、という
かわいい声をたくさん聴きました。

そんなことを夜、思い出しています。

いいことはすぐ忘れてしまうものですが、
一日の振り返りにちょっと思い出して
にっこりするのもいいものです^^ 

和暦日々是好日2024発売中

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