昨日お祝いとても嬉しいニュースがありました!!

長く「メッシ🆚ロナウド」二人が独占していた⚽バロンドールが、今年は🇭🇷クロアチアのルカ・モドリッチが受賞✨拍手キラキラ🏆

今年のワールドカップ⚽🏆では、クロアチアの躍進もあり
私も久しぶりにサッカーに熱が入り筋肉、昔の雑誌や本を読み返したりしてました📚

そして、私がバルカン半島にハマるきっかけとなった、
📗【オシムの言葉】の著者、木村元彦さんの【悪者見参】が、(↓真ん中)

新版で発売されたので、サッカーミキッチのインタビュー等、追記が気になり探しに行ったら、その本屋さんでは在庫無かったハートブレイク

…が、そこで清水義範さんの
📗【夫婦で行くバルカンの国々】を発見!
早速購入👛
(ついでに「意外とおいしいイギリス」も📚)

以前☪️【夫婦で行くイスラムの国々】を読んで、すっごく面白かったので一気にファンになりましたグリーンハーツ

殆どが🚩添乗員同行のパックツアーで、何ヵ所も回る弾丸ツアーに近いものの旅日記ですが、読んでてとても楽しいです♪

ネットが無かった頃……(…なんて書くと、もう一昔も二昔前の話になってしまう💦)
旅情報が欲しくて、昔よく読んだ、
📕椎名誠や📕蔵前仁一の旅エッセイを思い出すような、率直で解りやすい文章で

また、その国の成り立ちの歴史の説明も📜丁寧に、それでいて読みやすくまとめていて、イメージし易くさすがだと思いましたキラキラグッキラキラ

ロケ地巡りではないけれど、清水夫妻の旅路の後を辿りたくなるし
あと、パックツアーの魅力も伝わります✈️

特に今回は、私の憧れのバルカン半島を、3回に分けて行った旅行記

🇲🇰マケドニア、🇦🇱アルバニア、🇲🇪モンテネグロ、🇧🇦ボスニア・ヘルツェゴビナ、🇷🇸セルビア、🇸🇮スロベニア、🇭🇷クロアチア、🇷🇴ルーマニア、🇧🇬ブルガリア、🇬🇷ギリシャ

バルカン半島と言えば、ユーゴスラビア内戦でも分かるように、欧州の火薬庫炎と言われ

何度も⚔️何度も🔫国境も変わり、支配者🕉️、民族👳👱🧔、宗教🛐🕎が絡みあった複雑な長い歴史を、
今回も、国ごとに丁寧に分かりやすく教えてくれます。

(そもそもジャンルが違いますが…)
木村元彦さんは、ジャーナリストとしてサッカーを通し、選手のバックグランドや歴史、周りの環境を取材し、硬派に書いているのに対し⚽

清水義範さんは、特に何も旅先の予習もすることなく、🚌ツアーバスでガイドさんの説明に耳を傾け👂、
旅行者👁️目線で思ったことを綴り、
帰国後に本や映画で得た情報を照らし合わせ、噛み砕いて綴ってくれています🖋️

また、各国のガイドさん👩‍💼👱を通しての国民性等も伝わってきて、何となく納得してしまいました。

例えば…
冒頭でクロアチアをお祝いしてたくせに、
ましてやまだ🇭🇷行ったこともない私が言うのもなんですが…💦

🇭🇷クロアチア人の現地ガイドは👨、
同じものについて言うことがコロコロ変わったり、いい加減で怠け者で、スロベニアをバカにした口調で、何度かイラッとさせられた。

とありましたが、
(この時の旅は、スロベニアとクロアチア2国周遊で共通のガイド)
私の友達でクロアチアに行ったことある友人も、人の印象が良くないと言っていたので、たまたまかもしれませんが何となく納得してしまいました。

友人の一人は🇦🇹ウィーン在住、もう一人は🇬🇧ロンドン在住で二人とも日本人なので、アジア人蔑視かな?
と思って、私も行ってみたいけど、まだ行こうとしない理由の1つかも?(笑)

これはあくまで一部の話で、友達の話を聞いたのは両方とも10年くらい前だし、今はまた違うかもしれませんが……


また、🇲🇰マケドニアの若い女性ガイドは👩

🇧🇬ブルガリア帝国時代を絶対に認めず、
同行している日本人添乗員が、ブルガリア帝国の話をすると強く否定し、それは🇲🇰マケドニア帝国だと言い張っていたとか。

ホントに🌍隣国同士は、言うことが真逆なのはどこも同じですが(笑)
そう言えば、木村元彦さんの本でも

🇧🇬ブルガリアの資料では 
「マケドニア人という民族は存在しない。あそこにいるのは南ブルガリア人だ。」と書かれ、
 
🇷🇸セルビアの資料には「南セルビア」と表記
「マケドニア語は存在するけど、マケドニアという国は存在しない。彼らはセルビア人だった」と言われ

🇬🇷ギリシャからは旧ユーゴ連邦から独立する時
「本来、マケドニアというのは我が国の地域名ではないか?やめてくれ」
と国名使用について猛反対されて今に至ります。

私はマケドニアというと、10年前🇭🇺ブダペストで出会った、マケドニア人達のことを思い出します。詳しくはこちら↓

本とは関係ない話になってしまったので、本に戻ります💦

🇧🇦ボスニア・ヘルツェゴビナと
🇷🇸セルビアのページでは、
ユーゴスラビアを舞台にした映画

🎬「ウェルカム トゥ サラエボ」
🎬「サラエボの花」
🎬「アンダーグラウンド」
🎬「パパは出張中」
🎬「ライフ・イズ・ミラクル」が出てきて

「パパは出張中」以外は、私も全部見たので読んでて嬉しくなりました音符

「ライフ・イズ・ミラクル」の撮影で使ったモクラ・ゴーラというセルビアの村を⛰️、
🎥監督のエミール・クストリッツァが気に入り、
その村を買って映画村🏞️として「ドゥルベングラード(🌲木の町)」を作ったそうで、
ツアーではそこの村にも連れていってもらったそうです。
行ってみたい~飛行機DASH!

でも著者(清水氏)は、旅行した5、6年前はまだ、エミール・クストリッツァを知らず、映画も帰国後に初めて🔰
「アンダーグラウンド」「パパは出張」「ライフイズミラクル」を見たそうです。

あと私が嬉しかったのは、
⚔️先の内戦で🇷🇸セルビアばかりがひどいことをしたかのようにマスコミを通して報じられた事や
東日本🗾大震災では、セルビアは日本に精一杯の義援金を送ってくれた事がちゃんと書いてありました😊


もっと国ごとに🇦🇱🇧🇬🇲🇪🇷🇴色々と語りたい事が溢れてくるけど、長くなるのでまとめると💦

バルカン半島の北部🇸🇮🇭🇷はオーストリア帝国の影響、
アドリア海側ではヴェネチアの影響でカソリック⛪✝️

南部や東部はビサンツ帝国とロシアの影響で東方正教会☦️🏰

また、長い🇹🇷オスマン帝国時代の影響でイスラム教☪️🕌

そしてイベリア半島等から迫害され亡命してきたユダヤ人のユダヤ教🕎

…が、散らばっているもやもやもやもやもやもやもやもや

……これだけ混血が何百年進んでも、民族って何なんだろう?…文化?血?言語?宗教?
でもそれぞれの国のカラーが強く、独立して当然というか、
ユーゴスラビアは、遅かれ早かれ解体はしていたんだろうと思ってしまう。

そして、この本の中で私が唯一行ったことあるのが🇬🇷ギリシャ🇬🇷

日本では、古代神話とエーゲ海🏝️で金髪👱イメージが強く
「バルカン半島」より「欧州」というイメージが強いかもしれませんが

実際は、他でも何度も言ったけど、町の雰囲気や🍴食事やギリシャ人も、アラブに近いと思うので(元同僚のギリシャ人にもそう教えられた)、バルカン半島にギリシャが入っていたのもとてもツボでしたグッ

あと「東西の十字路=トルコ」と言うけれど、中央アジアや旧ソ連はどこもそうだし、

…今これを書きながら思うのは、改めて
🇯🇵日本が、何でもことなかれ主義で
大人しく正直にしていれば、平和は守られると思っていて、常に受け身で外交下手なのは、
極東で、太平洋の隅っこの島国🗾だから、仕方ないと思わざるを得ないけど、この先不安でならない(笑)


さて「夫婦で行く意外とおいしいイギリス🇬🇧」もすぐに読みたいと思っていたのに、
バルカン半島読んだら、今度は米原万里さんの
【白い都のヤスミンカ】を読みたくなって、また引っ張り出して読み始めてしまいました(笑)

…イギリス🇬🇧編はまだ先になりそう📚