小学1年生時の組み分け | kyupinの日記 気が向けば更新

小学1年生時の組み分け

僕が公立小学校に上がる際、組み分けは生まれ月により振り分けられた。1学年が240名くらいだったので、各クラスは2か月ごとになる。その学年で最も若いクラス(11組)は2月および3月生まれに加え41日生まれの子供たちだった。逆に最も年長のクラス(16組)は41日以外の4月生まれと5月生まれである。

 

この特殊な組み分けの理由は、小学校1年生では、教育上、生年月日の差が最大1年にも及ぶことが悪影響を及ぼすことがあるためである。言い換えると、できるだけ子供たちに劣等感を持たせないと言う配慮だった。(実際に母親が担任の先生から聞いた話)

 

僕はこのような振り分けが一般的なことと思っていたが、後年、このような振り分けをする小学校はあまりないことを知り驚いた。

 

元々、小学校では女児の方が早熟なので、学校の成績も相対的に男児より良いことが多い。少なくとも、小学校の低学年では5段階で5の評価は女児に集まっていたのである。また、生年月日の差も大きく、実際11組と16組では平均的な体の大きさからかなり違うのである。

 

たぶん各教科の平均点も差があるはずで、生年月日でクラス分けをすることで、正しく相対的評価できるようにしていたのであった。たとえるなら、柔道やレスリングの体重別と同様である。また、当時としては珍しいが、1年生の1~2学期は担任の教諭に通知表での5段階評価の15を禁じていた。

 

僕の友人に41日生まれの子がおり、11組でその中でも最も幼い児童であった(聖書に出てくる友人)。彼は低学年では成績がぱっとしなかったらしい(彼の母親の談話)。しかし6年生くらいでは他の学童に追いついていた。

 

彼が順調に伸びていったのは、この組み分けによるところも結構あるのではと中学生の頃から思っている。また、その小学校は教育方針の点で、全国的に表彰されるような学校だったのである。

 

参考

聖書(前半)

聖書(後半)