バルプロ酸ナトリウムのシロップ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150612/18/kyupin/3b/c6/j/t02200165_0800060013335124997.jpg?caw=800)
今回はデパケンシロップのジェネリック、バルプロ酸ナトリウムシロップ4ml分包の写真をアップしてみた。
先発品のデパケンシロップは赤色だが、ジェネリックの1つ日医工によるシロップは透明である。また第一三共株式会社によるエピレナートシロップも透明なので、ひょっとしたら先発品以外は全て透明なのかもしれない。(上手く検索できないので確実ではない)。
色々なジェネリックがあるが、このようにうまく200㎎、4ml分包されている剤型は秀逸だと思われる。
このようにパッケージされていると、200㎎の倍数で飲む外来患者では不潔にならず保存しやすいのが良い。
この分包は6連になっているらしい。したがって6連全て服用した場合、1200㎎になる。そのようなことから、この剤型は外来で、たいした量は飲まない人たちに有用だと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150612/18/kyupin/cf/79/j/t02200165_0800060013335124996.jpg?caw=800)
大きさがわかるように蛍光ペンを置いてみる。おおむねこのくらいの大きさ。
パッケージの外に、禁注射、内服用と赤で記載されている。この表示は重要である。このようなことから、うちの病院内の入院患者にはこの剤型は使わないことにしている。その理由は人為的ミスにつながりかねないからである。(うっかり点滴に入れてしまうなど)
看護師さんに聴くと、デパケンシロップかエピレナートシロップを使う方が院内では使いやすいらしい。その理由だが、4mlパッケージだと例えば朝夕3mlずつ服用などのときに使いにくいことがある。
ボトルで入っている方が利便性も良い上、人為ミスも防ぐことができるため、この剤型は外来に限って使う方が良いと考えている。
参考
デパケンシロップとエピレナートシロップ
パーキンソン症候群の幻覚妄想の治療について
脳梗塞後の抗てんかん薬