シルバーウィークは有難い事に、地獄の忙しさでした旦那にちょこちょこ手伝ってもらった
プリモ時代からの、元々の常連さんや新規の子連れのお客様、若いカップルのお客様が増えて有難い限り
本気かどうかは分からないし、今後いくらでも変わるであろう子供達の、『今』の将来の夢は店を継ぐ事らしい。
長男はパティシエになるそうでデザート担当次男は料理に興味を持っており、たまに私の料理を手伝ったりして料理全般を担当したいらしい
それが現実になるのなら、なんとかベースは作っておいてあげたいもんだね前のような閑古鳥が鳴く店じゃダメなんだよ。
私がボケる前にレシピとか学んで来た事全てを遺してあげないとな
さて、私が店を始める前にちょっと気にしていた事。
それは、『私ってお客さんから何て呼ばれるんだろう?』って事
最初は爺さんと店を始め、爺さんは昔から『マスター』と呼ばれる。
私も新マスターとか呼ばれるのか?それとも店長とか?オーナーとか??
おいおーい、何て呼ばれちゃうんだい!?デヘヘ
なんて期待も込めつつ、時が経って。
途中、「きゅんたさん(本名、下の名前)」だったり、「おい嫁酒持って来い嫁嫁よーーーめーーー」だったりと呼ばれる。
結局、爺さんが早々にギブアップし引退してから、私は完全に『ママ』と呼ばれるようになった
ママか~。飲み屋のママみたいだな…
と当初は感じていたけど、もう今では『ママ』が定着。女性は皆ママなんだよね。美容室とかもママだし。
夫に言わせれば、「周りが○○婆さんとか呼ばれる頃になっても、ママはママって呼ばれるからいいんじゃない?」との事。
う~~~~ん???
とも思うけど、多分もう周りから呼ばれる『ママ』は変わらない
周辺には大先輩ママやマスターがいるので、彼らから見たら小娘の私は、大先輩たちに「この子は○○ママだよ」と紹介されて横の繋がりを持つ
狭い地域だから、民度は強烈に低くても『コノヤロー、ライバル店が』という事は無く、どちらかと言うと『若い人を育ててやらねば』という心遣いを感じる仕事のジャンルも違うしね。
爺さんが全くやってこなかった『横の繋がり(同業者の繋がり)』を今、私がやる。
重要な情報や、大して面白くも無い情報のやり取りをして自分の店を守る術を学ぶ
私にとって店を守るとは、幼い子供達を守る事。
我が家の場合、夫が会社員のため他店とは事情が違うけど、私1人の力で子供達を食べさせていけるくらいの力は持ちたいなぁ。
他店のママ達が友達をうちの店の紹介がてら連れて来てくれたなら、うちは後日子供達をその店に連れてお腹いっぱい食べさせてくる
お金は多少かかるけど、人脈を作ったりするのに物凄い力を発揮する
ずっと外で働いてきた私としては、某○○会社の社長なんて肩書きの人と繋がり持つとは思っていなかったけど、こういうのが将来、私と子供達を救う道になるのかも知れないね。
(あ、こう書くと子供の教育に良くないなんて思われそうだけど、外では普通に食事してくるだけです。スシローとかに行くのと同じ。)
自分の店ではいい事ばかりじゃなくて、クッ○めんどくさい事や、頭を抱えるほど悩ましい事も大いにあるのは事実であるけど(大半こっち)、いつかの未来、私が今の大先輩ママ達のように若いママやマスターに何かしら教えてあげる事が出来るのかも知れない
女の店主だとナメられる事も多く(ジジイとかヤンキーとかヤクザとか)、そういった対処法も周りから得られるので、私はただ黙ってひたすら頑張って仕事をするのみ。
いつかきっと、子供達に何かを遺してあげたい。
今では周りのマスターやママ、常連さん達と連絡先を交換しており、育児に支障が出ない日や時間帯で横の繋がり、特にママ活をして行きたいと思う
今日も刺身だのポテトだの、目いっぱい食べて来ました
明日から、また頑張れ私。