亡くなった仲間のお通夜 (’83,7②) | 昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

44年前に先天性心疾患(肺動脈閉鎖を伴うファロー四徴症)を持って生まれた子(きゅう)を育てたきゅうの母が記した闘病育児日記を公開。
どこかの、誰かのためになるなれば幸いです。

※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。

 

※同じ病院の仲間が亡くなる記述です。

読み進めても問題ない方のみ、読み進めて下さい。

 

※40年以上前の出来事です。現代の医療機関、医療技術とは関係ありません。

 

※個人情報が多く書かれていたため、個人特定されそうな記述は明記しません。

 

 

 

 

 

 

Tくんのお通夜。

病院の帰りに行く。

(病院の仲間)皆さんもうすでに来て、お線香をあげたあとであった。

長く短い間、大変なものであっただろう。

心臓病の子供を育てることの大変さは私にもよくわかる。

 

でも、今言う言葉は ありきたりの同乗の言葉にしかならないので、何も言わずに帰る。

Tくん よく頑張ったね。ごくろうさん。

天国では思いっきり走ってネ‼

天国では心臓病で苦しむこともないでしょう。

今度 生まれてくる時は 必ず健常児で生まれてきてね‼