三度目術後 一般病棟2.3日目(’83,6⑥) | 昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

44年前に先天性心疾患(肺動脈閉鎖を伴うファロー四徴症)を持って生まれた子(きゅう)を育てたきゅうの母が記した闘病育児日記を公開。
どこかの、誰かのためになるなれば幸いです。

※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。


6月26日

相変わらずしんどそうである。

スイカが食べたいというのでもっていっても二・三口食べるともういらないと言う。

大好きなチョコも全く見向きもしない。

ご飯を食べないと点滴が取れないよというと

点滴をとったらご飯を食べるし、元気がでるとあまりに言うので、

とうとう先生が点滴をはずしてくれる。

酸素テントをするとするというと、

それも嫌がるのでネブライザーをする。

※ネブライザー…液体薬を細かい霧状にして気管支や肺などに送る医療器具。ぜんそくの時に使うアレ。

 

エコーの検査をした結果では

少し心不全をおこしているので多分そのせいでしんどいのだろうとの事。

脈が少し早いのもそここあらきているとか…

心不全は軽いので強心剤をつかう程でもないそうだ。

少しでもご飯を食べて欲しい。

牛乳でもいいから飲んで欲しい。

 

 

 

きゅうはハンストを覚えた!

いや…その、先生方も看護師さんたちも、お母さんもごめんなさい。

とんでもない子だ。