例えば夢を追い求めた先にある偽り | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


自分は、これが好き

これをやってる時が楽しい

もしこれを生業にできたら嬉しい


そんなことを思いながら続けてきたものたち


好きなことだから、辛くても頑張れる

周りのみんなは自分の何倍も頑張っている


いつしか自分に嘘をついて、それを好きでいようとする

いつしか自分に嘘をついて、それを嫌いになろうとする


例えば元々ピンクが好きでも、ピンクが流行っている時に身につけたら、流行りが嫌いでも、流行りのものだと思われて


一つだけだから掛け違えるはずもないのに、次第にぴったり合わさらなくなってゆくポケットのボタン

いま、楽しい?

終わった時、幸せになれそう?


生まれたものが踏まれていく

雑草ではないから

柔らかくなければ簡単に折れてしまう

強くなる途中の

輝きを放つ間際の

道端の石ころ