ひとつのお終い | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


読み聞かせの終わりには

「 おしまい 」って言うのが大切なんだって

聴いてる子どもたちに、ひとつの物語の終わりを伝えるため

そして次の本や遊びを、新たな気持ちで始められるように

舞台のカーテンコールにも、きっと、そういう意味合いがある

行ったっきり、入ったきりじゃ、のぼせてしまうから


どちらが現実でもいいと思う

けれども、どちらかは非現実でないと

夢も見られなくなりそうだから

一緒くたは、きっと、くたくたになってしまうから


分けるのは勇気がいる

どこで分けるか、いつ分けるか、なかなか決められない

イチゴをとるか大きさをとるか

夢と現実の分かれ目も、そんな感じ

だから

時間をかけて

好きな方を

迷った時間や気持ちの分だけ

美味しくなるから