行き止まり | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


喉に、つっかかる

飲み込めない重み

進みたいのに、行き止まり

まっすぐに歩こうとしたのに

曲がるクセは抜けなかった

行き止まりを眺めては、抜け道も探さないままに

後ずさり

振り向かないだけ

振り向いたら、後ろが前になるのに

それすら怖い

また、行き止まりを見つけてしまうから