むかう | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


始めることは

終わりをつくること

続けることは

終わりを延ばすこと

楽しさを続けることは

悲しさを遠ざけること

そして虚しさを強めること


向かうものを

迎えるもの


迎えたものが

向かうもの


思い出は綺麗ごと

想いの詰まった重い箱

輝きを保とうとするたびに

醜くなってく箱の周り

それが今だと気づく傍から過去になる


始まりも終わりも、向かうものも迎えるものも、思い出も今も

みんな輝いていたなら
全てが願う通りだったなら

こんなに想うことはない

途中を、中身を、思わないことはない