生存報告 年末年始特別編 その② | 九大柔道部のぽかぽかぶろぐ

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 あけましておめでとうございます。年明けから大変な事態になってしまいました。震災に見舞われた方々に心からお見舞い申し上げます。

 

 さて、前回は神戸行きの新幹線に乗ったところで終わったので、神戸についたとことから書いていこうと思います。

 

 新神戸についたのは11時ぐらいでした。駅についてまず驚いたのは新神戸のすぐ近くに山があったことです。ホームに降りると畠山さんに出迎えていただき、そのまま裏の山を少し上り、「布引の滝」を観光しました。

 新神戸を後にすると、畠山さんの車で神戸ハーバーランドに行き、「ブラジリアーノ」でシュラスコをごちそうになりました。道中で畠山さんが、「男二人で行くようなとこではないよな」とおっしゃっていたのが印象的でした。

 食後、ハーバーランドは男二人で盛り上がれるような場所ではなかったので、そのままあこう堂へと向かいました。助手席の窓を覗くと左手には瀬戸内海と須磨の砂浜が見えました。福岡では左側に見えるのは日本海なので、かなり混乱しました。

 

 15時にあこう堂に到着し、設備の案内を受けました。16時半から練習の予定で、しばらく時間があったので、畠山さんと須磨の砂浜をぶらぶらしました。畠山さん曰く、駅から徒歩一分という立地もあり、この砂浜は夏になると九州では見ることがあんまりないような水着を召したお姉さま方がたくさんいらっしゃるとのことで、夏にまた来ることを心の中で誓いました。

 

 練習には、あこう堂によく来るという謎のおじさま二人と、自分、そして畠山さんと練習しました。大きいほうのおじさまはブラジリアン柔術の白帯で日本三位になったことがあるそうで、小さいほうのおじさまは以上に足が効く方で、お二人とも強く、非常に練習になりました。

 練習の後は畠山さんが来客をよく連れて行くという寿司屋に連れていかれました。いつも食べている寿司よりもおいしく、ちょっと感動しました。

 そのあと、さらに温泉にまで連れて行ってもらいました。こんなにいろんなことをしてもらったのは初めてだったので、畠山さんのやさしさに震えていました。むしろ怖いよ、畠山さん。

 この後あこう堂に戻り、前日からの疲れもあったので、二階の寝室で泥のように眠りました。

 

 12/28 マラソン当日

 

 、い、、。、い、ん。かい、ん。かいくん。

 

 誰かに呼ばれた気がして目を覚ますと、障子の隙間からこちらを見ていた畠山さんと目が合いました。うわあ。朝ごはんのようです。夢か現かはっきりしないまま、一回の台所へと降りていきました。朝ごはんは畠山さんのお手製で、ホタテを卵で包んだものとサラダ、納豆、わかめスープ、納豆、生卵、バナナ、ミカン、牛乳でした。朝からおなか一杯になりました。とてもおいしかったです。

 朝食の後、箕面でのマラソンに向かうため、JR須磨駅から箕面へと向かいました。といっても集合は阪急箕面に13時半の予定で、出発したのは8時半くらいだったので、梅田に行き、大都会大阪を少しぶらつきました。お昼は人生で初めてつけ麺を食べたのですが、あまりのこってり具合に一口食べて箸が全く進まず、頑張ったのですが1/4くらい残してしまいました。ごめんなさい。僕に恨みがある人はこってり系のつけ麺を強要するといいです。

 

 箕面のひとつ前の駅で降りて、阪大柔道部の二年で、高校同期の家に荷物を置きに行きました。彼は翌日に九州に帰省するそうで、年末に大阪までわざわざ走りに来た僕のことを頭がおかしいといいました。僕もそう思います。しばらくすると京大生の何人かともう一人の阪大柔道部二年が家に荷物を置きに来て、その場にいた人たちで歩いて(走って)箕面まで向かいました。

 

 箕面ではすでに何人かが集まっていて、年末に走らなくてはいけないことについて疑問を呈していました。現実を受け入れられない人たちの中には、現実では受け入れてもらえない行動をすることで対抗しようとする人もいました。

 

 

 遅れる人もいましたが、予定通り13時40分に出発しました。集まったのは九大、阪大、京大、名大、そして東北大の12人でした。走るコースですが、箕面駅から勝尾寺という、達磨が有名な寺までのコースで、途中の滝でいったん休憩というプランでした。以下を参考にしました。

 

 

 12人全員が走ったわけではなく、名大のマネージャー二人と阪大主将とその高校の同期の京大二年生は歩きで、残りは走りでした。走る組は最下位が京都錬成で元立ちという条件のもと走ることが決定しました。僕の走り出しは順調だったんですが、山道に入るとすぐにペースダウン。最初は2位だったのがどんどん抜かされ、気づけば最下位。これはもう元立ち確定だと思い、あきらめてトイレにいき、ペースと肩を落として走っているとなんと先頭集団が歩いているのが見えました。とりあえず追いついて話を聞くと、先頭組の一部が間違った道に行ったから、あちらの負けが確定したので歩いてる、とのことでした。なるほど。もはやマラソンではなかったですが、休憩ポイントの滝まで行くと疲れがぐっと癒えた気がしました。

 道を間違えた組が戻ってくるのを待ち、また出発しました。上の写真でお気づきの方もいるかもしれませんが、歩き4人、走り8人のはずでしたが、走りのうち一人足りません。この一人は道を間違えたまま帰ってこず、そのまま勝尾寺に向かってしまいました。写真の7人は途中で足の引きずりあいはありましたがそのまま一緒に上っていき、勝尾寺手前の受付までゴールしました。誰が元立ちになるべきでしょうか。僕にはわかりませんが、僕は嫌です。

 

 とても疲れたのでしばらく受付で休んでいると、歩く組も合流しました。そして勝尾寺を観光し、集合写真を撮りました。勝尾寺は洗練された雰囲気があってとてもきれいでした。秋には日本有数の紅葉が見れるようで、ぜひもう一度行きたいと思います。

 帰りですが、男性陣は走りor歩きでしたが、女性陣はなんとヒッチハイクでした。この後の飲み会だけを楽しみに、頑張って下まで降りました。箕面について先に降りていた女性陣の顔を見たときに、文明の利器の偉大さ(車)を足の疲労をもって感じました。

 

 この後は飲み会をして、他大学の部活の事情をスパイしてきました。疲れが祟ってか、結構酔っぱらいました。楽しかったです。

 二次会はカラオケでしたが、終電で帰ることは許されなかったので9時から5時まで歌い続けていました。のどが死にました。

 

 始発で帰ると、6時半ぐらいに須磨駅に着きました。朝焼けの空と海がとてもきれいで、昨日の昼過ぎに畠山さんと二人で歩いた時の記憶を思い出しました。いつか塗り替えます。

 

 今回はこれぐらいにしとこうかと思います。気が向いたら残りを書きます。

 

 最後に、繰り返しになりますがこの度震災にあわれた方々に、心からお見舞い申し上げます。