第98回全国高等学校野球選手権長崎大会の開幕までおよそ2週間。
九州文化学園高等学校野球部では、3期生から毎年夏の大会前に実施し、今年で5回目となるベンチメンバー20名を選抜する「KBG(九州文化学園の略)57(男子部員数)選抜メンバー総選挙」が18時より野球部クラブハウスで行われました。
投票前には、注意事項や投票方法が記された用紙、選手一人ひとりの意気込みが記された広報、最後に、投票用紙が選手たちに配られ、選挙は始まりました。
選手たちは、自分が欲しい背番号に立候補し、最終スピーチを2分以内で行います。
投票にあたっては、これまでの実績・人間性・協調性・学業成績などトータルで判断し、「九文野球部のために、優勝するために、甲子園に行くために、自分のために、最高の人選を!」と記された投票用紙で一票を投じます。
開票は、背番号ごとに開票し、選挙管理委員長の村田野球部長によって、一票一票名前が読み上げられ、80票中過半数以上(41票)を獲得した選手が当選となります。
部長、監督、選手、マネージャー合わせて80票の過半数の獲得を目指した選挙が当選となります。当選証書は背番号です。古賀監督から手渡されます。
監督がベンチ入りを決めず、選手たちに選挙をさせて決定することに賛否の意見をいただくことはありますが、「自分」という選手が部員、指導者からどのような評価をされているのか客観的に知ることで、しっかりと自分をみつめ、「期待に応えたい」とか「信頼されるように頑張りたい」とか、自分自身をより良く成長させる大きなきっかけになっているように思います。
毎年思うことですが、全員がベンチ入りできれば誰も苦しまなくてよいのですが、今年は57名の部員中ベンチに入ることができるのは20名ですから、大変競争が厳しくなっています。
毎年のことですが、最後の夏を迎えた3年生の意気込み、チームや指導者、家族への思いを聞くとジーンとします。
今年の3年生14名は、私が野球部長として関わった最後の生徒たちです。
それぞれが、これまで見せたことのない緊張した様子でしたが、スピーチする表情、言葉、態度それぞれに成長が感じられ嬉しく思いました。
今日は時間の都合で、背番号17番まで決定し、残り18、19、20番は明日以降に改めて選挙を行うことになりました。