原因として考えられるのは、寒暖差によって自律神経が乱れることで、頭痛やめまい、倦怠感が起こりやすくなることです。
春のような暖かい日があり、身体が緩んでいたところに、10度以上気温が下がったことで、身体が一気に緊張してしまい、自律神経が体温調節のために働きすぎて、疲れてしまうことで、寒暖差疲労が起こります。
また、下半身が冷えている方は、気温が一気に上がったことで、冷えのぼせの症状が強く出てしまい、頭痛が起こりやすくなります。
対策としては、首、手首、足首、お腹を冷やさないことです。身体が冷えると自律神経が働いて、身体が冷えないように頑張ります。頑張りすぎると疲れてしまうので、日頃から身体を冷やさないように、効果的に温めることが大切です。
ネックウォーマーやマフラー、手袋、レッグウォーマーをつけることで、身体が冷えにくくなります。
また、水分不足も頭痛の原因になることがあります。冬は、水分を摂る回数が減ってしまう方が多いので、こまめに常温のお水や白湯を飲むようにしましょう。(カフェインの入った飲み物やお酒は、水分には入りませんので、お気をつけください。)
また、冷え対策や水分をしっかり摂っている方も、寒暖差疲労は起きています。早めに寝たり、食べ過ぎに気をつけることで、体調を安定させることが出来ますよ。
【頭痛のツボ】
①地五会(ちごえ)
第四中足指節関節の後ろで外側陥凹部
②足臨泣(あしりんきゅう)
第四、第五中足骨底間の前の外側陥凹部
③丘墟(きゅうきょ)
外くるぶしの前下方の陥凹部
場所の説明がわかりづらいと思いますので、足の小指と薬指の間から外くるぶしまでの間で凹んでいる所、少し圧痛のある場所を探して、そこにお灸をしてみてください。2箇所ある場合は、どちらもお灸をして大丈夫です。
また、右足には凹みが見つかるけれど、左足には凹みがないという場合は、凹みがある方の足のほうが血流が悪くなっているので、凹みのある所にお灸をしてください。凹みがなければ、お灸はやらなくて大丈夫です。
また、肩甲骨と肩甲骨の間に火を使わないお灸を貼るのも効果的です。
※当院の患者様にのみ販売している、『友好小児鍼』も頭痛には効果的ですので、ご希望の方はお声がけください。
寒暖差の影響を受けにくくなるには、体調を安定させて、免疫力を上げることが大切です。日々のお灸も、忘れずに続けてください。
3月のお灸教室情報(残席2名様)
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