こんばんは。
本日は、初めて鍼灸治療を受ける方や、疲労•ストレスが蓄積している方に起こることがある『瞑眩(めんげん)反応』についてのお話です。
『瞑眩反応』とは、鍼灸治療をすると身体の免疫力•自然治癒力が高まるため、身体の好転反応として『だるさ』『熱っぽさ』『皮膚症状』『痛み』などが起こることを言います。
瞑眩反応の例
①身体がだるくて眠い
②熱っぽさが出てきた
③湿疹、吹出物が出てきた
②③の症状は稀ですが、①の症状は出ることが多いです。
このような症状は、1~3日ぐらいでおさまり、その後に身体がスッキリすることが多いのですが、症状が4~5日以上続く場合はご相談ください。
その他、主症状の痛みや違和感が強い方は、治療後に血行が良くなり筋肉が緩むことで、一時的に痛みが強く出る場合もございますが、身体が改善する過程で起きている症状ですのでご安心ください。
また、痛みの場所が変わった場合も、今まで一つの場所に負担がかかりすぎていたのが、治療をすることで他の筋肉も使えるようになり、身体のバランスが整ってきているということです。
瞑眩反応が強く出る方は、『鍼灸治療が合ってないのではないか?』と不安になることが多いのですが、ご自分が思っている以上に身体に疲労•ストレスが溜まっているということですので、定期的な治療をしていくことをお勧め致します。治療をして身体の免疫力が高まっていくと、瞑眩反応は出なくなっていきます。
《瞑眩反応が出た時の対処法》
白湯(70~80度のお湯)をゆっくり飲んで、横になり休んでください。強い眠気がある時はら15~30分ほど寝るとスッキリします。
当院の患者様でも、『治療後に、ものすごく眠くなり早めに寝たら、次の日に凄くスッキリして目が覚めた』という方は多いです。
身体にとっては良い反応なのですが、不安になられる方もいらっしゃるのでブログに書かせていただきました。
治療後に、何か気になる症状が出たという方は遠慮なくご相談ください。