こんにちは。
今日は、女性の方に多い『冷えのぼせ』についてです。
東洋医学では『頭寒足熱』と言って、足を暖かくして、頭を冷やすのが身体にとって健康的な状態であるという考え方があります。
しかし、逆の状態になっている方が非常に多くいらっしゃいます。
そのような方は、下半身は冷たくて、頭に血が上ってのぼせているので、暑がりだと誤解している方も多いです。
この状態が続くと、『頭痛•めまい•吐き気』が起こります。
特に女性の場合は、生理前にこのような症状が出ることが多いです。
その理由は、生理前になると身体に水分を溜め込む働きのある黄体ホルモンが増えるからです。
水分は身体を冷やすので、生理前の身体は浮腫みやすく、冷えやすい状態にあり、『冷えのぼせ』になりやすくなります。
そのような時は、『冷えのぼせ』を改善するツボにお灸をすることで、『頭痛•めまい•吐き気』が治まります。
ツボの場所は、『蠡溝(れいこう)』。
このツボは、肝経という経絡上にあり、冷えのぼせ以外にも、目の疲れや婦人科の症状にも効果があります。
探し方は、内くるぶしから指幅4本➕2本分上にある凹みになります。ちょうどすねの骨の上にあります。
凹みを押すと、圧痛があることが多いので、比較的探しやすいツボです。
ここにお灸をするのですが、仕事中などに頭痛がした時は、『火を使わないお灸』を貼っておくと便利ですよ!
ぜひ、お試しください(^_^)