記憶ってあやふや。 | きゅぴまるの南国,白血病ライフ

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沖縄での生活を,これまでの闘病生活や白血病になる前の生活も振り返りつつ,綴ります。

中央病院から大学病院へ運ばれて病棟の説明を受けたあと

病気の宣告と病気や治療の説明を受けたと思っていましたが

当時書いたメモを見たら全然違いました(;゜∇゜)

記憶ってあやふやですね。

今日はそのメモから書きます。

 

大学病院に入ったかと思いきやすぐに検査をされました。

それも骨髄穿刺。

言葉だけでも怖いのに説明が度を越して怖い。

腰骨のあたりの骨まで針を刺して,

さらに骨をグリグリしながら通過して

骨髄液まで到達させて採取するって。

骨をグリグリってどれくらい痛いのかな。

わたしは胆嚢炎が痛くてうつ伏せになれないから

(フラットなところには仰向けにも横向きにもなれません。)

まだましな横向きで膝を抱えるような姿勢ですることになりました。

準備が整い「では麻酔をします」

あ,麻酔してくれるんだ(´ω`)

チクッとしてボワー。

歯医者のと同じ感じが腰で起きています。

「次に骨までの麻酔をします」

大丈夫ですかと聞かれたけれど

完全に麻酔が効いていて刺されたことすら気がつかず

何かしているんですか?と問い直す始末。

この麻酔をしてくれたのは女性の研修医で

後ろから先生が小声でアドバイスする声が聞こえます。

こうやって経験を積んで一人前の医者になるのだろうけれど,

される側としてはやっぱりちょっとドキドキします。

でもとても上手で

この先同じ手技を何度も受けるのですが

彼女は他のどの研修医よりも上手でした。

骨の麻酔が終わって

🙍‍♂️「本番いきます。」

🐱「はい。」

🙍‍♂️「今骨にコツコツ当てているけれどいけますか?」

🐱「全然わかりません。」

その後腰をグイグイ通すような感じがして

ちょっと強い痛みに遭遇しました。

🐱「あ!それは痛いです。」

🙍‍♂️「骨の奥は(麻酔が)効いてないか。。。」

🐱『先生つぶやき大きいです。』心の声。笑

🙍‍♂️「じゃあ骨髄液を抜きます。」

🐱「ひゃぁ〜。ちゅぅー!!って気持ち悪いです!」

水の入った水鉄砲の先に栓をしてピストンを引っ張っているような感覚です。

🙍‍♂️「みなさんそう言います。

じゃあもう1回取りますよ。」

🐱「ひゃぁ〜!」

 

骨髄穿刺は必ず2回採取します。

1回目は本当に骨髄かを確かめるため。

2回目のを検査に出すようです。

 

採取が終わって針が抜かれました。

これでわたしの病名が確定してさらに細かいタイプの分類がなされるそう。

初めての骨髄穿刺の感想は

こんなものか( ̄▽ ̄)イタクナカッタワ。

 

病室に戻ってベッドに座ったのは小休止にもならない時間で

静注静脈カテーテルを入れるために

また処置室へ向かいました。

わたしは右利きなので左の脇の下8センチくらいのところから

太い血管に管を入れて心臓の近くまで持っていくという作業。

エコーで腕を見ながらどの血管にするか複数の先生で決めます。

わたしも見てみたけれど

ぐにゃぐにゃした白黒の映像があるだけでさっぱりわかりません。

先生たちはそれを見ながら

「この血管にしようか。」

「いやこっちがよさそうだ。」

なんていう会話をしていました。

これは骨髄穿刺と違って完全にフラットに

仰向けにならないといけなくて,

しかも動いてはいけません。

20分も30分もじっとしているなんてムリ(´・ω・`)

それでもやらなくてはいけなくてとにかくスタート。

腕をアルコールで消毒して周りに布をかけて,

消毒が乾くまでの時間で

わたしの胆嚢の痛みはピークを迎えてしまいました。

ほんの少しでいいからとお願いして

自分の左手を背中,腰のあたりに差し込みました。

ほんの少し体位を変えたことで

さっきよりはマシな痛みにホッとしていたら

1人の男性医師が耳元で

「痛いときは深く深呼吸すると少し和らぎますよ」

と教えてくれました。

そういえば強い痛みにわたしの呼吸は

はっはっはっはっと浅くなっています。

言われた通りに深く吸って深く吐こうとがんばっていたら

同じ先生が一緒にやってくれました。

それで体も心もずいぶん楽になりました。

 

この先生にお礼が言いたくて後日探したのですが

わたしを担当したチームの4人の先生の誰でもなく

それっきり会えませんでした。

研修医だったのかな。

 

さて話を元に戻して,準備が整いました。

先生はわたしが痛みに耐えているのを知っているので

🙍‍♂️「一発で終わらせます!」

静注静脈カテーテルも

まず麻酔をしてからなので痛みはほとんどありません。

モニターを見ながら管を入れていきます。

🙍‍♂️「ダメだな」

🙍‍♂️2「ダメですね。」

🙍‍♂️「ごめん。1度抜くね。」

失敗。

2回目は

小指と薬指にビリビリと電気のような痛みが走って

🐱「うわわ!指がビリビリします!」

と思わず叫びました。

またもや失敗。

内出血を起こして腕を変えることになりました。

3回目は右腕です。

無事に入りました✨

🙍‍♂️「頭の方で水が流れるような音がしたら教えてください。」

🐱「はい。あっ音はしませんけど首に何か当たりました!」

体の内側から首に物が当たるなんてめったにない経験。笑

🙍‍♂️「それは大丈夫。頭の方で水が流れているような音はしませんか?」

🐱「しません。」

順調に心臓付近まで管が入って,

わたしの腕と管をぺったりシールでくっつけて終了。

長い痛みにグッタリしたところで

🙍‍♂️「CTに行きましょう。そのあと心電図。」

車椅子で検査棟へ行きました。

CTも仰向けでまた痛くさらにグッタリ。

そして追い打ちの心電図。

🐱「ずっと仰向けだと痛いんです〜。」

無駄とわかっていても言わずにはいられません。

でも疲れがピークに達し検査の間眠っていました。

 

ようやく部屋に戻って一息ついていると

先生がやってきて

検査の結果(の最も早いもの)が出たので説明がしたいって。

その時に逆さまになったんだけど。。。

と骨髄穿刺と静注静脈カテーテルの

同意書を持ってきました。

ほんと逆さま。笑

 

このあと前回書いた病気の宣告があるんです。

全部逆さま。笑

それほどわたしの病状は急を要していたのでした。