犬 | 今日も元気におきらくごくらく~ACとうつからの脱出~

今日も元気におきらくごくらく~ACとうつからの脱出~

幼い頃の辛い記憶&心の闇・うつ病と闘っています。
我が子たちに心配されない母になれるかな?

我が家には、5歳になる犬がいる。


子どもたちよりも年上である。



私は子どもの頃から犬を飼いたかった。


しかし、家庭の事情・・・というよりも、父の一喝で飼うことを許されなかった。


まぁ今になって思えば、「経済的余裕がなかった」という理由なのだろう。


父の言葉を借りるとすれば。




夫の家では、ずっと犬を飼っていたそうだ。


子どもの頃から何代も続けて犬を飼っていたという。


私が夫と出逢う少し前、10年ほど飼っていた犬を亡くしたらしい。


それをきっかけに、家族全員がペットと離れてしまう悲しさをもう味わいたくないという理由で、それ以降は犬がいる生活をしていなかったそうだ。



私の夢 幸せな結婚=犬 みたいな単純な考え。


夫も犬好きには変わりないので、結婚後2人でよくペットショップに足を運んだ。




結婚して2年が経った頃、とあるペットショップで運命の出会いをした。


小さなケージに入っていたその犬から、目を離す事が出来なくなった。


即決できないまま、その犬に会うために何日も同じショップに通い続けた。


時はちょうどクリスマスシーズン。


その犬は「クリスマスセール」という形で売られていた。


その姿がとても悲しく見えた。



クリスマスイブの日、初めてその犬を抱かせてもらった。


3か月になったばかりのそのワンコは、ふわふわでとっても可愛かった。


想像通りの犬。


どうしても飼いたい!!!と思ってしまった。



そして家族に了承を得たうえで、一緒に暮らせることになった。


初めてのワンコとの生活。


とにかく嬉しかった。




しかし、嬉しいだけの日々はそう長くは続かなかった。


ある日、私にとってはとても辛い言葉が耳に入ってきた。




犬なんか飼っていないで、早く子どもでも作れ!




かなり近しい身内からの言葉。


直接私に告げられた言葉ではなかったけれど、偶然耳に入ってしまった言葉。


今になっても忘れられない辛い言葉。






実は、当時不妊治療を受けていた。


私たち夫婦以外でその事実を知っている人はいなかった。


そんな私たちの気持ちも知らないで…


心ない言葉で傷ついた私。


その頃から、私の心がまた壊れ始めたのかもしれない。




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