勉強の悩み相談コーナー②リスニングの勉強時間の確保 | 英語講師土岐田健太の「教養」から学ぶ英語の授業〜出版・映像授業編〜

英語講師土岐田健太の「教養」から学ぶ英語の授業〜出版・映像授業編〜

全国の社会人、大学生、受験生対象に「英語の教養・文化から学ぶ英語」の授業をしています。33歳で出版中心生活へ。映像コンテンツ、本の執筆などを通して「自力で学問をするための英語」、「将来どこでも通用する英語」を伝えていきます。

リスニングでは、「勉強の時間」も悩ましいと聞きます。「ルーティン化」がリスニングでは欠かせません。

ダイエットでも「痩せたいんですけど」と言われたら、「食生活」「運動」「睡眠」などを「ルーティン化」することで成否がわかれます。

リスニングでも「ルーティーン化」と「自分の肌感覚に合った選択」で差がつきます。「ながら対策」と「しっかり対策」を組み合わせるのが僕のオススメです。

「リスニングを日常の学習にどう取り入れるか」を考えましょう。「リスニングの時間なんて取れないし」という方は、ライフサイクルを見直してください。

サイクルを円グラフに書いてみましょうか。ノートに書いた上、不毛な時間帯を割り出してみると意外に時間があるものです。

1日に2回か3回はリスニングに時間があてられるはずだとわかってくるのです。

『螢雪時代』5月号では東京外大の大学院で英語教育を専攻したプラスティーの浄泉先生がライフサイクルにどのように組み込むかを「見開き1ページ」で解説しています。これはぜひ受験生は買ってください。


「勉強の先行投資」です。900円で勉強ノウハウが身につくのですから、ここで身銭を切るのは「できる受験生」の第一歩になります。ネットは玉石混淆なので、僕も受験生の頃から「紙媒体」または「著書」を持つ方のオンライン記事を信用しています。紙媒体や伝統ある媒体で書くのは「編集者」や「プロの校正」が入っており、執筆の信頼度が違うのです!

※いろんな共通テストリスニング対策の問題集にも目を通しましたが、今回の付録が「テスト対策」だけではなく、仮に形式が変わっても「汎用性のある対策」になっています。

僕自身、高校生の時はCNN EEを毎号買って、シャドーイング(音声を後から追いかけて再現)してました。

志望校の上智大学の二次試験にはリスニングが出ましたし、入学後は「海外経験豊富な猛者」がいるとわかっていたので、リスニングは必須だったのです。

登下校の時間だけではなく、空き時間や移動時間も有効活用しました。朝起きてすぐや寝る前にリスニングの学習をすませた音源を繰り返し聴き、いつの間にかそらんじていることに気づきました。

特に良かったのは「掃除中リスニング」です。

今は「自宅学習」がメインでしょうから、「ついTVをダラダラ見ちゃうとき」や「友達とラインをやりすぎの時間」などを書き出し、その時間を捻出してください。

受験生の例
ながらリスニング
●昼食べながら
●髪を乾かしながら
●晩御飯待ちながら
●掃除しながら

しっかりリスニング
●起きてすぐ
●寝る前
●時間割りに組み込む
●ラジオ講座でコントロール

このように二種類の「ながら対策」と「しっかり対策」をリスニングへ応用するのです。

●テクニカルなリスニング対策はこちらの記事もチェック。以前書いた「ブロック」を意識したリスニング勉強法です。
https://eikaiwa.dmm.com/blog/33601/

また、最終的な演習も欠かせません。総合的なリスニング対策には拙著の「プラチナルール」がオススメです。


共通テストに負荷をかけたトレーニングを入れるときや私立や国立の本試験のリスニング対策には、最初に共著で書かせていただいた『英語リスニングプラチナルール』を活用してください。実際にやるのは「秋以降」で構いません。順調な人は夏くらいでも良いです。

この本は「解き方」「意味と音の一体化」の解説を重視していて、「点数」を伸ばす時に必要な要素はきちんと入れました。スケジュール管理表やリスニングの「あるあるトラブル」もコラムに書いているので、リスニング対策の決定版です。すごく好評で、塾でも採用いただいているそうです。ありがとうございます!

ここは願望です。↓
今「音の解説」を重視したさらにリスニング初学者向けの本も書きたいので、出版社の皆さまはぜひお問い合わせください。(僕もオンラインで企画プレゼンしたいです!)

今書いている本早めに二冊脱稿目指すので、また企画を練り始めます。

今回の注意点

◯前提として「単語帳」「英文法」「解釈」は早めに終わらせてから長文対策やリスニング対策に移行してください。この順番守った方が伸びるのが早いですよ。

その上で「ながら対策」と「しっかり対策」をやってください。