全国の学校をまわってみたい② | 英語講師土岐田健太の「教養」から学ぶ英語の授業〜出版・映像授業編〜

英語講師土岐田健太の「教養」から学ぶ英語の授業〜出版・映像授業編〜

全国の社会人、大学生、受験生対象に「英語の教養・文化から学ぶ英語」の授業をしています。33歳で出版中心生活へ。映像コンテンツ、本の執筆などを通して「自力で学問をするための英語」、「将来どこでも通用する英語」を伝えていきます。

僕は大学時代は塾で四年間教えましたが、大学院に入ってからは自分で神奈川の高校に履歴書を送り、全国でも有数のトップ校で教える機会に恵まれました。

この時の経験は計り知れないです。授業では、エーリッヒ・フロムを読みましたし、時にシェイクスピアの原文に触れさせました。普通の教科書も教えましたが、文学や哲学といった内容に生徒は刺激を受けていました。

最後の年に、英語が得意ではない生徒たちを教える機会もあって、「きっと全国にはもっと英語がわからない。勉強の意義がわからない生徒がいるはずだ」と予備校講師として飛行機通勤をすることに決めました。

予備校の採用試験では、模擬授業で東大の入試問題を中学英語で解く内容を話したら、かなり好評価でその年の英語の採用試験、全国で一名合格することができました。(今紹介なしで採用試験受かるのはなかなか大変なので、筆記は満点だと思いますし、模擬授業も面接も20代ながらホントによく突破できたと思います。)

気になったのはself-esteem「自己肯定感」がなくて苦しむ生徒たちに出会ったことです。授業では、「第一線で活躍しよう」「自分の好きな進路に進もう」が1番のメッセージで、僕はそれを英語という科目を通して伝えています。この予備校のライブ授業の講師としての経験は、計り知れない財産を僕にくれました。

さて、そんな僕がなぜ「学校をまわってみたい」と思ったか?学校の先生は部活や生活指導もあり大変。これは僕自身高校で教えていたので痛いほどわかります。社会人対象で授業すれば熱心に参加いただく先生も多く、学校現場への「これまでの財産のシェア」そして「自分の会社で実践する対話型の授業」や「応用できる教授法・教材」などを現場に還元したいと思ったのです。また、地方の塾もまわりたいなと思うし、公開授業や特別講座も積極的にお引き受けします。

僕の好きな漫画に『中華一番』という漫画があります。
フェイさんは宮中の秘伝の料理を大衆や中国全土に広める旅に出かけます。主人公のマオも最後に旅に出るのです。(最近、その話に続編も生まれました)

僕も全国の学校をまわってみたい

そう思ったのです。

そして、出版と映像講師なら

「時間のゆとり」があり理論上可能だとわかったのです。

続く