コロナの怖さ⑧ | 46歳未亡人、前を向く。

46歳未亡人、前を向く。

46歳のなっちゃんです。去年9月にコロナによって最愛の夫を亡くし、突然の未亡人になってしまいました。
辛かった日々を乗り越えて、今は娘と二人何とか前向きに頑張ってます!
そんな母娘の日常と主人の闘病生活を綴ります。




主人からLINEが来たあと、







どうしても主人の顔が見たくて、LINE電話をしたいと頼みました。







息を吸うのも辛い状態で。







話すことなんて出来ないだろうとは思っていたけど。







それでも私たちの声だけでも届けたい、と思いました。







ほんとに、数分だけでしたが主人と話すことが出来ました。







もちろん、こちらが一方的に話すだけ。








絶対帰って来て。という願いにも。


負けちゃダメだよ!と言う言葉にも。






たくさん頷いて返事をしてくれました。







でも、画面越しに見る主人の顔はとても辛そうで。








泣いてはいけないと思いつつ、どうしても涙を止めることは出来なくて。







パパのことだから、自分のことより私と娘のことが心配だったのではないでしょうか…








刻一刻と14時は迫って来ます。








人工呼吸器装着前に、もう一度LINEを入れました。









……これが、主人から来る最後の返信でした。





【続く】