今日は、本をたくさん読めるようになるヒントが得られるある男性のストーリーをご紹介します。
その男性は今では多い時には、1週間に10冊近くの本を読むそうです。
そんな多読家の彼ですが、もともとは1年間に1冊読むか読まないかのような読書生活だったそうです。
一体彼に何があったのでしょうか?
ぜひその答えを探してみてくださいね。
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彼はごくごく平凡な大学生でした。
いや、少し不真面目だったかもしれません。
授業を途中で抜け出し、学食で友達と話していることもしばしばありました。
大学生の本分は、学業・・・のはずでしたが、読書といえば、授業の課題図書をいやいや読んでいることくらいでした。
そんな彼も大学3年生になり、就職を意識する時期が来ました。
なぜ就職しなければならないのか?
という疑問を持ちながらも、何とか自分を納得させ、自己分析や会社訪問をしていました。
「自分にはやりたいことがあるのだろうか?」
彼は、言い知れない不安を感じていました。
そんなある日、大きな転機が訪れました。
大学で開催されていた就職支援セミナーに参加した後に、運営していた方に話を聞きました。
彼は、驚きました!
「セミナーを運営することも仕事なんですかっ!?」
仕事といえば、会社に行って机で働いているイメージしかなかった彼にとってその事実は衝撃でした。
なぜならば彼は大学生活の大部分を新入生を歓迎するイベントの企画・運営に捧げていたからです。
学業には不真面目だった彼も仲間と作り上げて新入生を喜ばせる日々は、楽しくて仕方がありませんでした。
そんな楽しいことを仕事にできるなんて!
彼の心の中にワクワクする未来が芽生えた瞬間でした。
彼は、変わりました。
すべてのことに意味があるように感じ始めて、授業に対する姿勢も変わりました。
それまでは誰かにとって大切だと感じていた授業も、自分のワクワクに何かつながるかもしれない。
すべてのことに意味を見出し始めました。
彼は、変わりました。
それまでは課題図書を嫌々読む以外に読書を全くしていませんでしたが、自分のワクワクが見つかってからは、年間に100冊以上読むようになりました。
彼の人生に大きな変化をもたらしたもの。
それは、大きな理由でした。
強烈な「これをしたい!」という想いに出会ってから彼は大きく変わりました。
それ以来、今までと違う行動をとり続けたので、結果が変わっていったのです。
なぜ、何をやっても3日坊主だった彼が行動をし続けることができたのでしょうか?
それは、大きな理由があったからでした。
大きな理由が、彼を支え、行動が彼を変化させていったのです。
では、大きな理由とは何でしょうか?
それはワクワクする気持ち、思わず感情が動いてしまう理由のことです。
読書を全くしなかった彼がたくさん本を読んだきっかけは、ワクワクです。
「自分のワクワクがもっと大きくなることに本が役立つんだ!」
彼の中で読書に対する定義が変わりました。
それ以来、彼はたくさんの本を読み続けています。
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速読を身につけるためには、本と仲良くなることが大切です。
本と仲良くなるということは、本を好きになるということ。
好きだから続けることができ、続けるから速読が身につくのです。
もし、あなたが今たくさん本を読みたいけど、読めてない自分を責めているとしたら、まずは本を読もうとすることをやめてみてください。
それよりも好きだなぁと感じることをどんどんやってみてください。
そして、そのときに感じた
「これってどうなるのかな?」
「~ってどういう意味だろう?」
といった疑問を忘れないでください。
その疑問の答えを教えてくれるのが読書かもしれないのです。
本は、あなたのワクワクを広げてくれるパートナーです。
無理やり好きになろうとせず、自然に好きだと感じられる本とのお付き合いから始めてみるのもいいんじゃないかなぁと思います。