こんにちは、心と身体が楽になる親子コーチング 
近藤きょうこです。

 TODAY'S
 
子ども同士の争いごと。排除した方が良いのか?

 

 

数年前の出来事を今日はご紹介します。

 

我が子は、ティーボール(野球を簡単にしたゲーム)

を体育の時間にしていた時のお話です。



クラスメイトの男の子は野球を習っているみたいで、

この時間が楽しみで仕方がない。

我が子は、体育が嫌いなうえ、ティーボールはルールも

 

分からないし、全く興味がなくあまりやる気もない。

とは言え、大嫌いでもない。



その男の子のチームと対戦の日。


 


娘は、ゆっくりと歩いてホームベースに行き

バットをのんびり持ち、

打とうかなぁという間、

ある男の子から

「何やってんだ!早くしろ!まだなのか!」

「ああイライラする!

チンタラやるんだったら、
 

 

お前のいるチームとはやりたくない」

「最悪だ。やめちまえ!」


そんな言葉を発しました。

娘は言われれば言われるほど、

委縮して…打つことができなくなり

泣いてしまって。

結局ボールを打つのを止めて…

別の子が代わりにやることに。

 

その場で先生は注意したものの

 

ゲームは別の子が代打で打ち、

 

ゲームは続行。

放課後、先生が2人を呼び出し


 

事情聴取。


話しでは男の子は、早くやりたくてウズウズ。
 

 

ゆっくりと準備していた娘が許せなかったみたいです。

勝ちたい!そんな気持ちも強かった。

代打で打った子は、上手な子。

 

それも許せなかった。


(きっと野球習ってたりすると、
コーチ?監督?とかが、言いそうな言葉だな…

なんて思いながら聞きました)

先生は、娘が泣いてしまった事。

委縮して打てなくなってしまった事。

先生はそこを、かなり気にされているようで、


男の子にはキツメに叱ったと仰っていました。

 

最後に男の子に謝ってもらって、

下校させたと、電話をしてくださりました。



あなたの気持ちは?


「きっと、学校では、話せなかった思いもあると思うので

ご家庭でも何かあったら、良くお話しされてください」

そんな電話の途中で娘が帰宅しました。



で、今のあなた(娘)の気持ちは??

と、聞きました。

第一声は「明日学校なんて絶対行かない!」と

 

 

手を振り回し、全身で怒りを表していました。

 

男の子に言われた事は、
 

とても理不尽だと感じ、大きな怒りもあったそう。

今度言ったら絶対許さない!なんて


話して…しばらくは、かなり鼻息は荒かったです。


私は、ふんふんと相槌を打ちながら・・・・

 

こんなに早口で話す娘は

 

珍しいなぁなんて思いながら、聞いていました。



ひとしきり怒りを吐き出した後


 



でも、まぁ

 

先生が気付いてくれて、

 

自分の代わりにそれは相手が傷つく言葉だし

 

言ってはいけないという事を伝えてくれたから、

 

まぁいいや。今度から無かったらそれで。

 

でも先生がね…


「こんな風になるんだったら、


ティーボールの授業は辞めた方が良いかもしれない」

そんな話も、帰りのホームルームで出たんだそう。

 

 

娘は、とっても嫌な経験だったし、

 

ティーボールの楽しさも、ルールも

 

まだよくわからないけれど

 

「やるべきではない」という

 

先生の意見とは少し違うのだという。

 

 

 

チームの勝ち負け自体はあるけれど

 

みんなでやるのは楽しい。

 

私は、やめるまでの事では無いと思う。

 

 

 

そう思うのだと言っていました。

 

 

ただ先生が「他にも嫌な気持ちになって居る子がいる…」

 

と、言っていた事を気にしていました。

 

誰なんだろ‥‥

 

その子が嫌だったら、やめるとかも

 

考えるけど。

 

 

そんな事も話していました。

 

 

 

子どもながらにいろんなこと見ていたり

 

感じているんだな。そんな事を思いながら

 

今度は相槌などすら口は挟まず、

 

ただ聞いていました。

 

次の日


次の日は、

私も一緒に登校しました。

 

 

先生は娘を見つけると

 

「今日も体育の時間があるんだけど

 

『高跳び』に変えようと思います。大丈夫だからね。」

 

と仰ったので、

 

娘が「怒りはまだあるけれど、ティーボールを

 

止めるまでの事では無いと思う」と

 

いう旨を伝えました。

 

 

朝の会で、みんなに

 

「近藤さんもやりたいというので、

 

今日の体育はティーボールをやります。」と話しました。

 

 

トラブルもなく、

 

ティーボールをしたのでした。

 

 

今回、先生と子どもたちとのやり取りを

 

見聞きしていて…。

 

 

 

先生のお気持ちすごくわかるし、

 

娘は先生の言葉や態度で

 

すごく救われた思いがあるし、

 

誰かに(今回は私に)話したり、

 

いろんな人の気持ちを考える事ができたり

 

今後についても

 

自分で決めることができたんじゃないかと思うのです。

 

 

 

でも、改めて思ったのは

 

子ども同士の争いごとを、

 

排除する事だけに

 

傾いてしまわなくて良かったなという事。

 

私の日常で考えると

 

兄弟げんかでは

 

何とか仲直りさせて

 

なんとかどっちかに謝らせて…

 

なんとか今後争わないように

 

約束事なんか

 

決めていたんだけれど…

 

なんかこれって

 

子どもが自ら感じたり

 

考えたり

 

決定するいい機会を

 

奪っていたんじゃないかな?と、

 

思ったんです。

 

 

側にいる大人は

 

・ここまでは行きすぎだよ

・こんなこともあるんじゃないか 

 (視野を広げる)

 

そんなことをすることが

 

大事なんじゃないかな。と考えるきっかけとなった

 

出来事でした。
 

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