共依存症の非現実的な期待感② | はすのはなメンタルサービス

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虐待家庭で育ち、DVからの訴訟離婚、NPDとの共依存関係等を経験し、心理学・カウンセリングと出会いました このブログでは、私の経験談から学んだことを主に書いています 同じ様な境遇で悩んでおられる方の参考になれば幸いです 

前回記事に引き続き、今回も
伊東明先生の著書、『恋愛依存症』から
一部引用させていただきます




前回記事はこちら↓





何故、『酷いあの人を改心させたい』という

気持ちが襲ってくるのか




伊東明先生は、著書の中で、

『脱出のための三つのキーワード』として

共依存症からの脱却のため、どの様な思考が

肝要かを述べておられます



そのうちのひとつ、『再挑戦』ということに

私は最も難しさを覚えました




以下抜粋

あの時は母親を救うことはできなかった。それによって、無力感や罪悪感が自分の心の中にトラウマとして残ってしまった。だから、それを克服するためには、もう一度あの時、あの場面に戻り、今度こそ勝利する必要がある。そうして初めて、自分はやっと心の傷を癒すことができる!

〜中略〜

未完の仕事をやり遂げるために、わざわざ自分を苦しめたはずの親に似た相手、自分に苦しみを与えた過去の恋人に似た相手を選んでしまうのである。




幼少期、ギャンブルや酒、女性関係などで

家庭を顧みない父親に苦しめられていた方が

いたとしましょう



その方は、絶対に父親の様な異性とは

付き合うまい、結婚すまい、と心に違っていた

はずなのに、気がつくと、大人になって

実家を出た後、父親とよく似た、

或いは寸分違わない程似たパートナーと

一緒に過ごし、幼少期と同じ様な生活を

おくっているということがあります




それは、意識よりもっと心の深いところに、

幼少期の辛い体験をやり直し、今度こそは

悪い態度の父親を自分の真心で改心させるか、

成敗するかして心にずっとある

深い傷を癒したい、

という思いがあるからです




モラハラ・DV・NPDの被害に遭う方の多くは、

この様な心の動きがあり、その思いの強さは

『強迫的』なので、時を変え、

人を変えて何度も同じ様な目に遭って

しまったり、酷い相手から非常に 

離れ難かったりするのです



では、どうすれば良いのか

伊東先生は、

「再挑戦」を放棄することが、

幸せへの道なのである。

と述べられています



しかし、前述の様にその思いは『強迫的』です


私は、戦国の世を生きたことはありませんが、


ここでいう『再挑戦を放棄する』という感覚は、



敵将の首まであと刀一振り、というところまで

来たけれど、刀が折れてその一振りができず、

どうあっても諦めねばならない、無念、、、



というくらいのなんとも言えない、感覚です

無念、という気持ちが近いと思われます




刀が折れているのなら、いっそ死なばもろとも!とばかりに小刀で突き刺してやりたくもなる

くらいの無念な気持ちがあるのです




わかりにくい例えとなりましたが、

モラハラ・DV・NPDパートナーと共依存症者が離れること、共依存状態の脱却には

それくらいの難しさがあるということを

おわかりいただきたく、今回の記事を

書かせていただいた所存です





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