【体験談】大学を中退し「生きる意味がない」と言っていた女の子が、未来を切り開いた話② | 不登校も登校しぶりも、ココロ貯金で好転する!~東ちひろofficial blog Powered by Ameba

    【体験談】大学を中退し「生きる意味がない」と言っていた女の子が、未来を切り開いた話

     

    こんにちは、東ちひろです。

    いつもありがとうございます。

     
    早速ですが、こちら「大学を中退し「生きる意味がない」と言っていた女の子が未来を切り開いた話①」の続きです
     

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    ☆お母さんのプロフィール

    2人のお子さんのお母さん。

    上のお嬢さんは大学の中退をきっかけに、うつ病になってしまう。子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは、お嬢さんが21歳になった頃。

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    前回の話はこちら

     

     

    不安と闘いながら

     

    こうして、遠隔ココロ貯金の挑戦がはじまりました。

     

    お友達とは連絡をとり合っている気配があるものの、毎晩かかってくる電話は、相変わらず気の滅入るような内容ばかり。

    自分を責める言葉、眠れない夜の苦しさ、そして「生きている意味がない」というつぶやき……。

     

    電話を切ったあとは、胸の奥に重たい石がずしんと残ります。

    「私がやっていることは、本当に合っているのかな」

    不安ばかりが募って、心が押しつぶされそうになることもありました。

     

    ——でも毎日電話がくることは、いいことだよね。

    できるだけポジティブに捉えて、自分を励まします。

     

    「話すことで、荷物を降ろしているんですよ」

     

    そう教えていただいてからは、「少しでも荷物を預けてもらえたら」という思いで娘の話に耳を傾けました。

    「え?」と思うような言葉もたくさんありましたが、口をはさまずに

    「そうなんだね」

    「しんどかったね」

    と、ただ気持ちを受けとめようと心がけます。

     

    すると不思議なことに、娘の様子にわずかな変化が見えるようになったのです。

     

    ——子どもは親の変化をちゃんと感じ取り、少しずつ変わってくれるのだ。

     

    ひと筋の光が射して、暗闇の中にも歩いていける道があるように感じました。

     

     

     

    もっとココロ貯金

     

    毎日の電話に加えて続けていたのは、毎朝の挨拶LINEでした。

    まず名前を呼びかけ、そのあと「おはよう」と送るだけ。

    たったそれだけのことでしたが、確かな手ごたえがあった気がします。

    「会えなくても会いに行くことが大事ですよ」

    ちひろ先生がそうおっしゃっていたので、しばしば娘のアパートを訪ねていきました。

     

    昼も夜も静まりかえっていて、いるんだか、いないんだか。

     

    「今は会いたくない」と言われて追い返されたこともありますし、虚ろな表情を目の当たりにして心配ばかりを募らせながら帰ってきたこともありました。

     

    ——それでも、会いに行ったことに意味があるはず。

    必死で自分に言い聞かせました。

     

    もっと気持ちを伝える方法がないかと考え、わたしとお揃いの小物入れを作って送ったこともあります。

     

    毎日使うものを通して「いつも見守っているよ」「あなたの味方だよ」というメッセージが伝わるような気がしたのです。

    数日後、ピコンとLINEが届きました。

     

    「ありがとう」という言葉に添えられていたのは、化粧ポーチとして使ってくれている写真。

     

    心がほわっと温かくなりました。

     

    こうして迷い悩みながらも小さな前進を重ね、ささやかなココロ貯金をコツコツと積み重ねていきました。

     

    アルバイト生活

     

    最終的に、娘は専門学校も辞めることになりました。

     

    それでも、夫に届いたメールには前向きな想いが滲んでいました。

    「資格は取らなくても、自分でやっていける仕事にちゃんとつくから」

     

    「一人暮らしをさせてもらっているし、働かないと」

    娘はそう思っていたようです。

     

    ただ、朝起きられないと仕事には支障が出ます。

     

    知り合いに紹介してもらいアパレルの仕事をはじめましたが、仕事ぶりを批判されてクビになってしまいました。

     

    起立性調節障害の症状はなかなか治らず、苦しい日々は続きます。

     

    落ち込んでいた娘でしたが、ありがたいことにまた知り合いが紹介してくれて、今度は飲食店で働きはじめました。

     

    はじめのうちは週に1~2回、体調と相談しながら働いて、徐々にフロアに4時間ほど立てるようになりました。

    一度ランチタイムの様子をのぞいてみたところ、一番忙しい時間帯にもかかわらず、意外なほどちゃきちゃきと仕事をさばいていました。

     

    ——わあ、ちゃんと仕事している!

    胸が熱くなったのを覚えています。

     

     

    22歳、娘の今

     

    娘は今、週に4日、朝から晩まで働いています。

     

    派遣ですが、お給料がよいらしく、家賃だけでなく光熱費まで送ってくれるようになりました。

     

    「お友達はまだ学生なんだから、そこまでしなくてもいいよ」

    と言うと、

    「ちゃんと5万円貯金していて、お小遣いも5万円あるんだよ。でも、食費だけはお願いします」

    なんて言って笑っています。

     

    派遣先は、表参道の高級ショップ。

     

    自分の好きなファッションを取り扱っているお店です。

    洋服には強いこだわりがあるので、自分で見つけてきて、応募して、採用を勝ち取りました。

     

    面接から帰ってきた日は

    「あたし、たぶん勝った」

    と、自信たっぷりでした。

     

    娘の情熱が伝わったのか、採用前から「よかったら社員にしようと思っているんだよ」と言っていただいたそうです。

     

    仕事を覚えることにも積極的で、

    「もっと先のことも教えてほしいんですけど」

    などと伝えて、重宝されているとのこと。

     

    そんなに熱い気持ちで働いているのにもかかわらず、

    「将来はもっと違うことやるかも。今はお金をためて、スキルを磨いてる」

    なんて言っています。

     

    すごいなあ、目覚ましいなあ、と。

     

    かつて「死」という言葉ばかりを口にしていた娘が、未来の話をしている——そのたくましさ、変貌ぶりに胸が熱くなりました。

     

     

    毎日の電話も変わった

     

    相変わらず、電話は毎日かかってきます。

     

    けれども、悲痛な言葉をきくたびに暗い気持ちになっていたあの時間はどこかに消えて、明るいおしゃべりの時間になりました。

     

    「『わたしのお母さん、わたしのために心理学まで学んでくれたんだよ』って言ったら『すごいね』ってほめられちゃった」

     

    「お父さんがやるって言って買った水槽のそうじ、結局やってあげてて、お母さんって本当にえらいね」

    小さなことをいちいちピックアップして、ほめてくれる娘。 

    なんだかココロ貯金を返してもらっているようで……。

     

    くすぐったさを感じながら、幸せな毎日をかみしめています。

     

     

     

    お母さんが実践したココロ貯金

     

    =================

    • ネガティブな言葉も受けとめて“聴く”
    • 名前呼び+挨拶のLINE
    • 会えなくても、一人暮らしのアパートを訪問
    • 手づくりのプレゼント

    =================

     

    ​さて、現在私は講座募集を行っていませんが、ココロ貯金を広めているインストラクターの講座をご案内しますね。

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    ココロ貯金は、全ての子どもに有効です。

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    東ちひろ

    公認心理師

    スクールカウンセラー

     

     

     

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