【体験談】ゲーム三昧・不登校男子が、大学を目指して走り出した話 ②
こんにちは、東ちひろです。
いつもありがとうございます。
早速ですが、体験談の続きです。
■なだらかな変化
結果として、息子の中学生活は不登校のまま終わりました。
けれども、ココロ貯金がたまるにつれて外の世界との接点が増え、こちらの気持ちまで明るくなるほど、息子の活力は回復していったのです。
表情もおだやか。
不登校の子が通いやすい塾を見つけたので連れて行くと、通いたいと言いました。
一番苦手そうな英語をやるといって、その後は数学も習いたいと言い出して、結局2つの塾に通うようになりました。
行けない時期もありましたが、「ちょっと今、メンタル落ちてるから休みたい」とか、「このぐらいまで休んだらまた行けると思うから」などと、行けない理由や期限を申告してきて、約束どおりにまた戻っていくのです。
驚きながら見ていましたが、そうやって期限をもうけて戻れるきっかけを作っていたのかな、とも思います。
月に一度は、美容院にも行くようになりました。
また、クラス担任の先生がいい先生で、講座で教わった方法でお願いすると頻繁に家庭訪問してくださるようになりました。
先生との1 時間ほどの雑談は、とてもよい足慣らしになったと思います。
このようにして少しずつ、息子の世界は広がっていったのです。
■明るい世界
ダダダダダッ。
勢いよく階段を駆け下りてきたのは、息子。
いつの間にか、高校3年生になりました。
学校には、毎日休まずに通っています。
選んだのは、比較的ゆるめの全日制の高校。
決して順風満帆だったわけではなく、入学してからも紆余曲折がありました。毎日通えるようになったのは、つい最近のこと。
それでも今——
ふざけたり鼻歌を歌ったり。
あの頃とはまるで違う、軽やかな時間が流れています。
高校からはじめた軽音部では、なんと部長を任されました。
重たいギターを担いで、電車とバスを乗り継いで通学。
ボイストレーニングに通いたいと言い出すなど、息子の世界はますます広がっています。
慣れない毎日の登校は、たぶん身体にこたえているはず。
けれども、中学の頃のような「無理している」感じは、まったくありません。
少しだけ早く眠るようになり、朝ごはんもふつうに食べて出かけていきます。
高校1年生のときにはじめたアルバイトは、家で愚痴をこぼしながらも、高校2年の終わりまで続きました。
そして、あんなに悩まされていた深夜のチャットの話し声は……、いつの間にか、すっかり聞こえなくなったのです。
先日、用事があって息子の部屋に入ったところ、机の上には沢山の書き込みがあるノートが広げられていました。
本人いわく、動画を見ながら、要点をまとめているのだとか。
本棚には、ズラーッと参考書が並んでいます。
大学には行きたいと、ずっと前から言っていて。
高2の途中ぐらいから、自分なりの受験勉強の計画を話してくれるようになりました。
「この単元は、〇月までに終わらせるつもり」
「英検は受けておいた方が良さそう」
そう言って、高2の終わりには本当に英検を受けに行きました。正直、あまり勉強しているようには見えなかったのに——見事合格。
よく受かったね、と家族みんなで驚きました。
親が何も言わなくても、塾や学校の自習室で相談して、大学や受験についての情報を積極的に集めている様子。
進学校ではないため学校で模試がなく、「調べて申し込んだから、お金払って」と、頼まれたこともありました。
最初は有名校ばかりを挙げていた志望校も、ここがダメだったらここ、ここがダメだったらここ……と、すべり止めまで計画するようになりました。
卒業後は一人暮らしをしたいと言い出したので、
「家賃ってどれくらいなんだろうね」
と一緒に調べて、
「こういう部屋がいいねえ」
と、楽しく語り合いました。
■ココロ貯金がくれたもの
わたしにとってココロ貯金は、“ありのままの愛情”を息子に伝える術でした。
子どもは親とはちがう人格をもった、ひとりの人間。
そして、親だって完璧じゃなくていい。
当たり前のようで見失いがちなことを、ごく自然に受け入れられるようになりました。
悩み苦しんだあの頃の時間も、今思えば必要な通過点だったのかもしれません。
「あなたが大好き」
その気持ちさえ届いていれば、子どもは元気いっぱいに、自分の人生を生きていく。
自ら未来を切り開こうと奮闘する息子の姿を、頼もしい気持ちで見守っています。
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☆南河ゆきさんが実践したココロ貯金☆
・笑顔で接する
・否定せずに、話を聴く
・すごいと感じたら、言葉にして伝える
・好きなメニューで、腹貯金
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ご自愛くださいね。
公認心理師
東ちひろ
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【不登校】あなたには価値がある
こんにちは、東ちひろです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
さて5月。
私も大学院に行きはじめて、やっと慣れてきたところに連休です。
大人ですから、先の見通しもつけられますし、長く休んでも仕事に戻れます。
不登校のお子さんは、休めば休むほど学校に行きにくくなります。
するとですね、自分を責めてますます自信を無くしてしまうのですね。
そんな時、あなたはどんな言葉をかけますか?
学校に行くようになれば、「すごいね」「頑張ったね」ともいえますが、学校を休んでいる子どもにどういえばいいのでしょう。
【普通のママ】
「頑張って!」(励まし系)
「みんな行っているのよ」(世間一般系)
「そんな弱いことでどうするの!?」(はっぱをかける系)
でもね、これらをいわれて、明日から頑張ろうとは思いません。
【東ちひろ】
「不登校であっても、あなたの価値は何も変わらないのよ。」
私はスクールカウンセラーをしています。
子どもたちにそんな話をするんです。
そう言うとね、子どもを肯定したことになります。
自己肯定感もきっちり高まります。
自分を認めてもらえたのですから。
世の中に「困った子」はひとりもいません。
ただ、「困っている子ども」がいるだけです。
『不登校の教科書』著者 東ちひろ
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