こうやってその日々を考えてみると、10月のオープニングナイトが本当にこの前のような感覚で、一つの大きな瞬きのうちに終わってしまったような、そんな楽しい日々。
いや熱中していた。
不思議と3度目の挑戦となるトゥイ役は、今までで一番新鮮に感じて舞台に向き合えています。
まだ地方公演を残しているから、総括するつもりもないし、本当にまだまだ道半ば。
だからこそ、自分でたどり着いた高い緊張感を保っていけるように、身体や声を今の状況でキープし続けて、この作品への感覚も保っていきたいと思っています。
そして様々な土地でこの作品の中に流れる何かを届けていけるように。
東京公演を観にきて下さった方々、応援下さった方々、本当にありがとうございました。
東京でのサイゴンの日々は終わってしまいましたが、悔いなく次の都市、岩手に向かいますね。
神田恭兵