アメフト部×サッカー部 新歓特別対談!(後半) | 京都大学サッカー部スタッフブログ

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京都大学体育会サッカー部の練習の様子や試合結果を更新していきます!

新入生のみなさん。大学で様々な選択肢を前に、どうすればいいのか迷っているかもしれません。

そんなあなたに。

今回は、都立西高校時代に同じサッカー部で切磋琢磨し合い、大学では"アメフト""サッカー"という違う道を歩んだ2人に対談形式でそれぞれの部活に入った理由やその魅力を語ってもらいました。
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こちらは後半。"チームの中の自分の立ち位置や役割、そしてそこから得たもの""新入生へのメッセージ"を語ってくれます。をたっぷりと語ってもらいました。(前半はこちら)
ぜひ、入る部活やサークルの参考にしてください!

◎チームの中の自分の立ち位置や役割、そしてそこから得たもの
入山:俺は今、RBっていうポジションのポジションリーダーをしている。アメフトの攻撃が主にランとパスの二つで、RBっていうのはそのうちのランのメインの選手だから、自分たちの技術を上げることはもちろんなんだけど、それにプラスして、他のポジションにも上手くいくように要求していってる。ランニングバック一人だけボールを持って走っても相手は11人いるから走れないからさ。ラインっていうんだけど、そのブロックする人が大事なわけで、そのオフェンスラインの技術も合わせて考えて、ランが出るように要求していくというか、リーダーシップを発揮していくというか、そういう感じかな。だから今の自分の立ち位置は、ポジション内だけには止まっていない感じだと思う。
折田:結構意外だったんだけどさ、つづの一選手の裁量でそういう働きができるものなの?コーチとかが全部決めて、選手はただ決まったことをやるって感じだと思ってたんだけど。
入山:コーチが決めることもあるし、選手から発信することもあるな。そこは一番いいものができたらいいから、誰が決定するとかそういう決まりはない。
折田:なるほど、どっちがいいとか偉いとかじゃなくて、よりいい方にってことか。
入山:そうそう。
折田:高校時代と比べるとさ、つづはボランチだったじゃん。で、どう守ろう、どう攻めようみたいなのを言うキャラではなかったよな。だからパートリーダーとかいうキャラではなかったよな。自分の範囲内での対人では絶対負けないとかいうのはあったけど…、後輩にアドバイスとかもあんまりなかったよな。
入山:そんなことないよ笑。
折田:つづにはね、冷たない?とか、そっけなくない?ってよく感じてた。別に尊敬はされてるし、みんなが怖がっていたわけでもないけど…。
入山:そこらへんが変わったんかな、京大入って。一応、後輩には慕われてると思う…。
折田:それは高校ではなかったなー。後輩と仲良くしてるイメージはないわ。仲間内で上手くはやっていたと思うけどね。
入山:今の折田の立ち位置とか役割ってどうなの?
折田:えーっと、役職的な役割でいうと、1年生の時からフィジカル班っていうとこに所属している。フィジカル班っていうのは、チームのコンディション調整とフィジカルアップを目的に勉強して発信していくっていう役割。
試合前アップとか、自分が試合に出ないときはスタッフとしてベンチメンバーのアップとか指揮したりするんだけど、そういうのを1年生の頃からやってて、4年の試合出てる人たちを動かしたりしていた。文句とかも言われたけど、だんだん進んで指揮することによってチームの中で信頼を得た感じもあった。チームのために自分ができることを考えて、自分が良い準備してチームに価値を与えられたときは信頼度が少しあがったかなって思った。入部した時からフィジカルに関しては俺が自分でやりたいって思ってて、1個上の先輩には「でもお前フィジカルないやん」って言われたけど、でも、だからこそ俺がやりたいと思った。サッカー部にはフィジカルを強くする環境が全然揃ってないから、自分で勉強して自分でトレーニングしたいと思ってたから。うちのサッカー部では指導者がいない分、自分に与えられた役割がチームに与える影響は大きいなって思ってる。ここが高校と全然違うところかな。
入山:確かにな。大学入ってから、リーダーシップとか自分の及ぼす影響とかについて考えるようになった。
折田:まじ!?
入山:うん。このチームにいるからかもしれないけど。3回生ぐらいからかな。
折田:今までもリーダーのポジションにいたことあるんじゃないの?
入山:いや、ポジションじゃないんだよね。折田だって1年からフィジカルのことやってたわけだしさ。なんか、リーダーの役割じゃないけどチームになんか影響を与えないといけない、勝ちに繋がるように考えて、周りを促すみたいなこと。
折田:そうなんだ。俺も使われる側でもリーダーシップがある人間が多い方がうまく回ると思ってる。例えば、リーダーのやつがいて、子分がいるんだけど、この子分たちもリーダーシップをわきまえてたら、リーダーの考えていることがわかろうとできるから、絶対上手くいくと思ってる。そういう人間が多い方が大事だとは大学でも気づいたし、つづの言いたいことに対してそういう印象を受ける。それってギャングでも一緒?
入山:うん、ギャングでも一緒。やらされてやってるようじゃダメだよねって。なんかバリューを発揮しないとって感じだよね。
折田:そういう素養を持ってる人数は多いの?チームとして。
入山:まあ、そういうのって芽生えてくるものっていうか、元々持ってる人もいるかもだけど、特にアメフト部は日本一になろうと思って入ってくるわけだから、そう思ったら結構みんなどうやったらなれるかを考えないといけないし、結局バリューを発揮できない人は辞めていくのかなって思う。
折田:まあ、一緒だよね。そういう人間はうちでも重宝されるというか、重要な役割を与えられるし。
入山:で、結局活動を通してなんか芽生えてくるよねっていう。
折田:あと、つづの前で言うのもなんだけど、友達との信頼関係は大学の方が厚いと思う。つづとは仲良いとは思うけどな。なんか、小中高の友達とは種類が違う感じがする。先輩、後輩、同期というよりか仲間みたいな。
入山:確かにな、濃さが違うよね。
折田:ギャングの場合はクラブハウスっていう空間があってすごい濃いと思う。でも俺らも週4、週5とかで夕飯を一緒に食うし、練習内での気持ちのぶつかり合いとかも大きいと思う。そういったことで信頼の厚みとか関係の種類が高校の時と全然違うと思う。
入山:そうね、すごい濃い関係が築けるよね。

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◎新入生に向けて

入山:最初の選択って難しいけど、慎重になりすぎずにいろんなことにチャレンジしてほしいなって。部活入ると4年間続けなきゃって思ってサークルに入っちゃうかもだけど、そういうのじゃなくて、とりあえず入ってみるとか体験とかどんどんきてほしいなって思う。固い印象ってあるじゃん、やっぱ部活って。あわなかったら全然やめればいいし、その人がそれが一番って思うんだったら、別の選択肢も全然ありだと思うから、よく考えてほしい。身構えすぎないでほしいなって。やっぱ挑戦だよ。特にアメフトだとやったことないし、4年間ってしんどそうだし、って色々あるかもしれないけど、何か引かれたものがあったんだったらとりあえず挑戦してみるってのが結構大事だと思う。まあ、そこの一歩踏み出す勇気が大事かなっていうのもある。入部するのも挑戦だし、入部してからもアメフト部だったら日本一を目指すから常に挑戦だし、挑戦し続ける大学生活になるのかなって。
折田:俺はかなって思う。人との出会い。尊敬する先輩、尊敬する同期。
入山:確かに、それに出会えるのが体育会だと思う。
折田:なんか、環境で志の高さが変わることが往往にしてあるから、環境が自分の志を上げてくれるみたいなことはあると思う。だから自分がどういう人を尊敬するかっていうのは人によってまちまちだと思うから、そういう人との出会いっていうのは大切にした方がいいかな。で、結果論だけど、入部するときは同期に尊敬できるやつがいるなとは思わなかったけど、この3年経って、先輩にも同期にも信頼できる人がたくさんいて、それはマジで財産と思ってる。そこらへんは大事にした方がいいというか、自分の将来にもすごいいい影響だと思う。だから、新歓期はいろんな価値観に触れてほしい
入山:自分にどこが合うのかとかね。
折田:自分が合わないとこに入るのは勿体無いし、俺はサッカー部にしっくり合うから、多分サッカーが好きっていう理由だけじゃなかったと思う。つづに最初に聞いたギャングを選んだのはアメフトがしたかったからなのか、この団体が良かったからなのかっていうのもそうだけど、俺もサッカーだけでサッカー部に入ったわけじゃないと思うから。サッカー部の雰囲気とか人が作り出す環境みたいなのはしっくりきたから、そのしっくり感って頭であれこれ考えるより大事だと思うから、そこは大事にした方がいいかな。
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いかがでしたか?2人とも熱い気持ちを語ってくれました。ぜひ、サークルや部活選びの参考にしてください!

3回生マネージャー 奈良優佳里