気温が上がったり下がったり、早く飛び始めた花粉が少しましになったと思ったら黄砂が大量に飛んできたり、なにかと体調を崩しやすい春ですが、今日は晴天に恵まれたハイキング会でした。
京都の北の外れ、大原のさらに北にしゃくなげ尾根と呼ばれる登山ルートがあります。鞍馬の北にある天ヶ岳から東に延びる尾根で、その名の通りしゃくなげがいっぱい自生していて、春には一斉に咲き乱れます。
しゃくなげは咲き始めてから2週間くらいで見頃が過ぎてしまいますが、開花時期はその年の気候によって1~2週間は前後します。そのため、しゃくなげ尾根を狙ったハイキング会を企画してもなかなか満開に当たらないことも多いのですが、今回はバッチリ的中しました。
大原の北にある小出石から歩き始める予定で、国際会館から小出石に向かう8時40分の始発バスに乗ることにしました。早く着いたので国際会館周辺を少し散策、つつじが満開で綺麗でした。
バス発車の20分くらい前にバス停に戻ってきたら、なんと大行列!
みんなしゃくなげ尾根を目指しているんでしょうか。
(小出石までほとんど下りる人がいなかったのでそのとおりでした)
満員バスに揺られること30分、小出石バス停に到着。
多分1年で最も小出石が賑わう朝でしょう。
小出石からは国道477号(酷道とも呼ばれていますが昔よりはだいぶ良い道になっています)に沿ってしばらく車道を歩きます。
国道を逸れて山に入ると、いきなりの急登。ここが本日の一番の難所です。
距離は短いので焦らずゆっくり登りましょう!
急登を過ぎるとすぐにしゃくなげの花が待ち構えていました。
満開を過ぎかけたしゃくなげ、でもまだまだこれからいっぱい出てくるはずです。
尾根のルート沿い、あちこちにしゃくなげが咲き誇っています。
しゃくなげは日当たりが良すぎるところを嫌うので、どちらかというと尾根の北側に多いですが、場所によっては両側に咲いてしゃくなげのトンネルを作っていました。
ところどころ山つつじも。
しゃくなげの下で集合写真。
満開のしゃくなげ、きれいですね。
しゃくなげを眺めながらひと休み。
しゃくなげのトンネルを何度も潜り抜けて、そろそろ心はお弁当広場に・・・
真っ白なしゃくなげもありました。
お弁当はこの鉄塔の下の広場の予定。
無事に鉄塔広場に到着。やっぱり「花より団子」ですね。
むかしはこの方角に花脊の鉄塔が立っていました。良い目印だったのに、無くなってしまって寂しいです。
お弁当のあと、みんなで。
鉄塔を過ぎて少し行くと、天ヶ岳方面と大原寂光院方面の分岐があります。今日はここから大原方面に下りました。
全員無事に大原に下山。
観光客でにぎわう寂光院に到着。
晴天に恵まれて暑くもなく寒くもなく、満開のしゃくなげを楽しむことが出来、楽しい一日になりました。
久しぶりに動画も撮ってみましたので、よろしければご覧下さい。