狛犬のいない神社 ~浄見原神社~ | KANSAI SANPO

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浄見原神社(きよみはらじんじゃ)

 

奈良県吉野郡吉野町南国栖

 

 

■御祭神   天武天皇

 

 

古い画像を整理していて見つけた、2014年の浄見原神社。

 

当時の参拝記録を見ると、この神社にたどり着くのには相当苦労したようです。

 

ナビには掲載されておらず、現地では神社への案内板なども一切なかったようです。

 

 

 

天皇淵

 

 

 

壬申の乱前夜、

追手から逃れて吉野に入った大海人皇子(おおしあまのみこ・清見原天王=天武天皇)。

皇子に老夫婦が根芹と国栖魚(鮎)を献上した。

皇子が残した半身の国栖魚を賜った老翁が、

吉兆を占うようにその魚を川に戻すと生き返って泳ぎ始めた。

 

 

これは謡曲「国栖」の一場面。

 

まさにその場面を彷彿とさせる、吉野川の天皇淵。

 

 

 

 

 

 

この地には天武天皇をかくまったという伝承があるそうです。

 

天武天皇(大海人皇子)を探して嗅ぎ回る敵方の犬を殺し、皇子を守ったとか。

 

そのため国栖(くず)の里人は犬を飼わず、この辺りの神社には狛犬がないのだそうです。

 

 

 

この地域出身の芸人さんがいます。

 

その名も

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゆりやんレトリィバァ」

 

 

 

 

 

犬ですね💦

 

若い人には、この地の天武天皇の逸話は伝わっていないようです。

 

 

 

 

 

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