先週末、母のお見舞いを兼ねて岡山に帰省しました。
岡山のお土産と言えば、きびだんご。
最も有名なのは廣榮堂の「きびだんご」でしょうか。
多分ですが、この「きびだんご」は岡山県人はあまり食べないと思います。
地元民に愛されているのは「大手まんじゅう」ではないでしょうか。
正直言って「きびだんご」は、「岡山に行ってきたよ」のお土産。
「大手まんじゅう」は大切な人に自信をもって渡せるお土産です。
数年前までは直営店(大手饅頭伊部屋)か、天満屋でしか買えませんでした。
実家近くの天満屋ハピータウンでは、しばしば午前中に売切れ。
これはそういう和菓子なのです。
しかし最近は、岡山駅でも売られています。
工場での生産力がUPしたのでしょうか。
その工場は、岡山市の雄町にあります。
雄町と言えば、「雄町の冷泉」で有名な名水の町。
大手まんじゅうは、その雄町の冷泉を使って作られているそうです。
岡山出身者として、自信を持っておススメするお菓子なのです。
私は岡山に帰ったらこのパンを探してしまいます。
子供の頃から慣れ親しんだ、「キムラヤのバナナクリームロール」パン。
明治創業の銀座「木村屋」には及ばないものの、岡山の「木村屋」も大正時代の創業。
「大手まんじゅう」から、超B級スイーツの話です。
(そもそも「スイーツ」と呼べるかどうかも…)
だいたい「木村屋」という会社名はパッチもんくさいのですが、
実はパッチもんではなくて銀座木村屋の「のれん分け」なのだそうです。
このパンは、他では味わえないロールパンです。
岡山に行ったら、スーパーなどでこいつも探してみてください。
クセになるかも知れませんよ。
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