京都のさくら③ 本満寺の枝垂桜 | おみほはんの たのしく合格!京都検定

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本満寺

生協の幹事会に出席した後、雨の中を出かけました。

 

京都一姿が良いとされる枝垂桜

この桜は円山公園の祇園枝垂れ桜の姉妹木です。

御朱印の係の方のお話では盛りは先月31日であったとのこと。

昨夜半からの雨で木の根元には花びらが一杯でした。

 

花の下に入って・・・・。

やはり桜には青空が似合いますね。

 

本満寺は日蓮宗本山、後小松天皇の御世、近衛関白家の出身である日秀上人によって、新町今出川に創建されました。
天文法華の法難により、大きな被害を受けるも、3年後に現在の地に再興されました。

3年というのは早いように思いますが、やっぱり近衛家の力が強かったということでしょうか?


寺宝の紺地金泥の「法華経」、「観音賢経」は上宮太子(聖徳太子)の筆と伝えられています。
また、山中鹿之助の墓もあります。
鹿之助は尼子十勇士の筆頭とされる人物。

全くと言っていいほど彼に関する知識はありませんが、「 願わくば、我に七難八苦を与えたまえ 」 と三日月に願った逸話は聞いたことがあります。

尼子十勇士とは、戦国大名であった尼子氏滅亡後、その復興に勤めた10人の勇士のことだそうです。

 

山門の手前左に妙見大菩薩をお祀りした妙見宮が祀られています。

「洛陽十二支妙見めぐり」の丑(北北東)にあたり、「出町の妙見さん」と親しまれています。

 

妙見さんから見る桜も美しい!

 

この寺院は今月後半には牡丹の花が咲き乱れます。

近衛家の家紋が牡丹であることから、近年、牡丹の栽培が始まりました。