京都御所生まれ育ち 宗像神社の宮司さまのお話 | おみほはんの たのしく合格!京都検定

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過日、京都御苑宗像神社の宮司さまのお話を伺う機会がありました。

宗像神社の創建は、桓武天皇が平安遷都された翌年、795年です。

藤原北家・冬嗣が天皇のお許しを得、筑前・宗像神社(現宗像大社)から宗像三女神、多岐理毘売命(たぎりひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)を勧請し、自邸である東京第西南に祀ったのが始まりとされています。

のち、その子孫にあたる家忠が、この地に花山院家を開きました。

 

神社正門

 

本殿 一間社流造檜皮葺

安政年間に再建されたものです。

 

境内社として、少将井神社、観光神社等があります。

少将井神社は祭神は櫛稲田姫神、明治10年、中京区の少将井・少将井御旅所両町の間にあった八坂神社の御旅所を遷祀したもの。

豊臣秀吉が祇園祭御旅所を現在の四条京極に統合するまでは、少将井御旅所には櫛稲田姫神の鎮まる東御座神輿が奉安されていました。

お話を伺って、気が付いたことがあります。京都御苑内にある三つの神社はすべて宗像三女神をお祀りしていることです。

白雲神社の主祭神は宗像三女神の一神・妙音弁財天(市杵島姫命)、厳島神社の主祭神も宗像三女神です。

また、観光神社は昭和43年、恵まれた観光京都に感謝の念を表するために建立された神社、猿田彦命を祭神としています。が、今回のテーマ別の勉強のため拝観するまで、知りませんでした。

本年度の1級テーマは良く知っているからと思っておられる方が多いのではないでしょうか、私は難解なテーマと考えています。

範囲が広く、またその奥深さにびっくりです。

 

藤原冬嗣は藤原氏を隆盛に導いた人物、桓武天皇、平城天皇に仕え、薬子の変のおりの功績が認められ、嵯峨天皇からも深い信頼を寄せられました。

 

宗像神社は丸太町通に面する間之町口を北に入ったところに位置、御苑の西南隅、裏鬼門にあたります。

御苑には9の門と、5ケ所の切通があることもチェックしてください。

 

このブログ、もっと長いものを完成したつもりで、お風呂に入って、再度PCを開いてガーン

下書き保存をしていなかったのです。

続きは明日に・・・・。

 

京都検定まで、残り60日、ファイトファイトメラメラ