ロマンあふれるいにしえの都の春 ③ | おみほはんの たのしく合格!京都検定

おみほはんの たのしく合格!京都検定

京都検定合格のコツ、そして「知る」ことによって広がる京都の楽しみ方をお伝えしていきます。

今日は奈良まほろばソムリエ検定の受験日です。

私の京都検定受験講座にも、ソムリエ受験の方が1名、1級受験の方が1名、そして私事ながら、従妹も1級に挑戦です。

頑張れ頑張れ合格合格合格

 

奈良滞在最後の日に興福寺へも参拝に出かけました。

今年のソムリエ1級のテーマが興福寺なんです。

一言観音様に上記3人の「合格祈願」をいたしました。

 

五重塔  高さは50m、日本で2番目に高い古塔です。

この寺院は明治維新の廃仏毀釈時、その過酷な影響を受け、廃寺同様になりました。

堂々とした美しい塔も売却話がすすみ、もう少しで薪にされそうになったとか!

売却金は25円とも50円とも言われています。

 

南円堂

明治以降の復興はこの南円堂があったからこそといわれています。

この堂は江戸後期に再建された西国三十三ケ所観音霊場第9番札所、多くの庶民の観音信仰を集めています。

 

三重塔 高さ約19m

南円堂の左下方に何げなくたたずむ塔ですが、この寺院の最古の建造物であり、国宝です。

1143年、崇徳天皇の中宮・皇嘉門院が創建されました。

現在の建物は鎌倉時代のものです。

皇嘉門院は春日若宮おん祭を始めた藤原忠通の娘です。

 

奈良検定を学び、興福寺が中世の奈良で、いや日本で大きな勢力を持っていたことを知りました。

呉座勇一先生の「応仁の乱」を読み、また講演をお聞きし、再確認したところです。

 

次回は奈良を勉強すれば、いかに京都の理解が深まるかをお話ししたいと思います。