今日は奈良まほろばソムリエ検定の受験日です。
私の京都検定受験講座にも、ソムリエ受験の方が1名、1級受験の方が1名、そして私事ながら、従妹も1級に挑戦です。
頑張れ頑張れ
奈良滞在最後の日に興福寺へも参拝に出かけました。
今年のソムリエ1級のテーマが興福寺なんです。
一言観音様に上記3人の「合格祈願」をいたしました。
五重塔 高さは50m、日本で2番目に高い古塔です。
この寺院は明治維新の廃仏毀釈時、その過酷な影響を受け、廃寺同様になりました。
堂々とした美しい塔も売却話がすすみ、もう少しで薪にされそうになったとか!
売却金は25円とも50円とも言われています。
南円堂
明治以降の復興はこの南円堂があったからこそといわれています。
この堂は江戸後期に再建された西国三十三ケ所観音霊場第9番札所、多くの庶民の観音信仰を集めています。
三重塔 高さ約19m
南円堂の左下方に何げなくたたずむ塔ですが、この寺院の最古の建造物であり、国宝です。
1143年、崇徳天皇の中宮・皇嘉門院が創建されました。
現在の建物は鎌倉時代のものです。
皇嘉門院は春日若宮おん祭を始めた藤原忠通の娘です。
奈良検定を学び、興福寺が中世の奈良で、いや日本で大きな勢力を持っていたことを知りました。
呉座勇一先生の「応仁の乱」を読み、また講演をお聞きし、再確認したところです。
次回は奈良を勉強すれば、いかに京都の理解が深まるかをお話ししたいと思います。