下鴨神社から旧三井家下鴨別邸へ。
特別公開のときは、あまりのお人に疲れ、早々に退散しました。
今回は訪問者は数名、ご案内の方から詳しいご説明を受けることが出来ました
実際1時間余も滞在しました
庭園から別邸主屋を望む、3階の望楼が特徴です。
手前は瓢箪池です。
濡れ縁から庭園を見ると・・・。
私的には、窓越しに拝見したお庭がとても良いと感じました。
大正時代のガラスが使われていますので、風情があります。
座敷内の違い棚
何とも言えぬ落ち着いた色合いの竹、これ、長押と呼ぶのかな
地袋の取っ手には、上記竹の節が使われています。
座敷と廊下を隔てる襖の取っ手、分銅形、唐草が彫り込まれています。
三井家は呉服屋から出発、両替商、銀行業務をしていたことを表しています。
主屋から茶室への渡り廊下天井
太い材木は栗の木、細い方はこぶしだそうです。
旧三井家下鴨別邸は、三井家11家の共有別邸として、三井北家(総領家)第10代三井八郎右衛門高棟によって建築されたもの。
1925年、木屋町三条にあった木屋町別邸主屋が現在地に移築されました。
木屋町別邸は鴨川に面しており、その場所は月餅で有名な「本家月餅家直正」のあたりだそうですが、正確な場所は判らないとのこと。
この別邸は、戦後、京都家庭裁判所の所長官舎として利用されていました。
羨ましい気もしますが、お掃除は誰がしたはったん?冬は寒かったやろなあと・・・・。
残念乍ら、2、3階は通常公開されていません。
京都検定まで、残り268日、頑張ろう