はるやすみ | カヌー部日誌

カヌー部日誌

京都大学体育会カヌー部のブログです!遠征レポートや日々の練習その他云々を部員がお伝えします!

こんにちは、新2回生マネージャーの森咲弥です。

次のブログは衣笠さんにお願いしたいと思います。
ペナルティは甘いものを1週間断つことにします。

さて、春休みになって私は一人暮らしを始めました。
帰省してきた地方大学の友達と遊んだり、家に招いたり、部活やバイトで外出したりと家でゆっくり過ごすことはあまりないのですが、なかなか快適に過ごしています。

最近本を読むことが増えたので、いくつかご紹介したいと思います。

ホワイトカメリア MIYAMU 著
とあるバーに関わりのある6人の恋物語です。
決して甘いだけではなく、むしろほろ苦さの方が勝ってるんじゃないかなと思うくらいでした。
カカオ純度高めのチョコレートみたいな本です。
登場人物はみんな違う価値観をもち、違う恋愛を繰り広げていますが、その有り様があまりにも辛くて切実なのにほんの少しだけ優しくて、ぐっと引き込まれてしまいます。
恋人のことが好きでたまらない人もいれば、長年付き合った恋人と急に別れた人、きちんと人と付き合えない人もいました。
刺さる言葉も共感する人物も読む人によって違うだろうし、例え同じ人が再度読んだとしてもがらりと変わるんじゃないかなと思いました。

はじめての 島本理生/辻村深月/宮部みゆき/森絵都 著
本好きな方がこの作者の名前を並べて見たらひっくり返ってしまうくらい豪華な本です。
全くの異世界で生きたロボットの過去が手紙形式で明らかになっていく「はじめて人を好きになった時に読む話」
自殺を決意して電車で遠くまでやってきた少女の出会いを描いた「はじめて家出した時に読む話」
こちらの平行世界であるあちらの世界でのテロ事件のせいで、あちら側の娘が関与していると呼び出されたこちら側の家族の「はじめて容疑者になった時に読む話」
3回も振られてしまって告白に重みがなくなったので、タイムスリップして全部告白を取り消そうとする女の子の「はじめて告白する時に読む話」
短いのに内容はどれも濃密で、本が苦手な人も読みやすいと思います。

他にも昔読んだ「蜜蜂と遠雷」「RDG」などを読み返していますがこれらまで紹介すると長くなりすぎるのでまたの機会に。
好きな作家さんはたくさんいますが、強いて言うなら「羊と鋼の森」の宮下奈津さんで、「よろこびの歌」と「終わらない歌」が好きです。音楽を題材にした小説が多いので、音楽好きな方にはお薦めです。

みなさんもお薦めの本があればぜひ教えてください。